七夕の由来は?どんな物語?織姫と彦星はどんどん離れてる?!

2019年9月12日年中行事

7月7日に1年に1度だけ会えるといわれている織姫と彦星の物語。子供の頃に、短冊にお願いごとを書いて笹の葉に付けて祈リましたね。今回記事を書くにあたり、七夕の由来や七夕の物語を調べてみました。

七夕の由来は?

世界で七夕が行われている国は、日本、中国、韓国、ベトナムなどです。

七夕は五節句のひとつです。

節句とは昔から行われている年中行事を行う季節の節目の事を言います。

5節句は
1月7日七草の節句、
3月3日桃の節句・雛祭、
5月5日菖蒲の節句、
7月7日七夕、
9月9日菊の節句です。

今回は7月7日七夕のお話ですね。

ところで、お盆は旧暦の7月15日に行われていましたので、旧暦の7月7日に行われていた七夕とお盆は関係のある年中行事でした。

七夕が新暦に変わってからはその結びつきは遠のいてしまいました。

 

七夕は中国で漢の時代に作られた古詩十九首に初めて出てきたとされています。

日本の七夕は日本に元からあった棚機津女(たなばたつめ)に中国から奈良時代に来た乞巧奠(きこうでん)などが合わさって生まれたとされています。

棚機津女(たなばたつめ)

日本には中国から七夕の風習が伝えられる以前から、棚機津女「たなばたつめ」と呼ばれる、祭祀に関わる布を織る特別な女性の織り手がいました。

そこへ中国の七夕の風習が伝えられて2つが重なって、「七夕」という文字が「たなばた」という言い方に当てはめられました。

また、棚機津女の伝説としてその他いろいろな話が伝わっていますが、その内容の信憑性については根拠がないとの説もあるようです。

参考:出鱈目な棚機津女伝説 – うたことば歳時記

乞巧奠(きこうでん)

もとは中国で始まった行事で、女子が手芸や裁縫がうまくなるのを祈願して行なわれていて、技芸の上達を祈る祭でもありました。

日本の奈良時代に、陰暦の7月7日に宮中で節会(せちえ)としてとりいれられました。

節会とは節日(せちにち)や公事(くじ)のある日に天皇から諸臣にお酒や食べ物をいただく儀式として中国からとり入れられました。

節日は季節の変わり目に祝事をする日です。

参考:七夕 – Wikipedia

七夕(織姫と彦星の物語)はどんな物語?

 

昔々、天の神様が天の川の近くに住んでいました。天の神様には織姫という娘が1人おりました。織姫は機を織って他の神様たちの着物を織る仕事をしていました。

織姫が年頃になった頃、天の神様は婿さんを探して結婚をさせてあげようと思いました。いろいろ探して織姫に合いそうな男を見つけました。その男は名前を彦星といい、天の川の岸で天ノ牛を飼っています。

彦星はとても立派な若者だったので、二人はお互いに惹かれ合って、好きになって結婚することになりました。織姫と彦星はとても仲が良かったので、結婚してからはお互い、仕事もしないで遊んでばかりでした。

機織りと牛飼いという大事な仕事があるにもかかわらず、仕事をしないで遊んでばかりいる二人に皆が困って、天の神様に「新しい着物を作って欲しい」とか「牛たちが病気になってしまいます」などということを伝えに来ました。

織姫と彦星に対する皆の苦情を聞いた天の神様は、このままでは良くないと思い、二人を天の川の東と西に引き離して暮らすように二人を別れさせました。

織姫は大好きな彦星と別れさせられたので大変悲しみました。

それを見かねた天の神様は、「1年に一度だけ、7月7日の夜に彦星とあっても良い」と織姫の願いを叶えました。それをきいた二人は、1年に1度だけしか会えませんが、会えるのを励みにして、お互いの仕事を一生懸命に頑張りました。

そして、織姫は7月7日の夜に天の川を渡って彦星に会いに行くのです。

物語の教え

ロマンチックな話ですが、いくら楽しくても遊んでばかりいて、自分に与えらた役目を忘れてはいけないという戒めがこの話には込められていると思います。

織姫の願いがかなって、大好きな彦星と年に1度とはいえ、会うことが許される七夕の物語は、願えば叶えられるという希望も同時に教えてくれているようです。

ただし、上で書きました乞巧奠は、技芸の上達を祈る祭であるために、5色の短冊に書いてご利益のある願い事は芸事であるとされています。

5色の短冊

7月7日の夜に行われる七夕では、お願いごとを書いた5色の短冊や七夕飾りを笹の葉に吊るし、星に祈ります。

5色は、古代中国で始まった5行思想の「万物は火・水・木・金・土の5種類の元素からなる」に当てはめた色で、火()・水(黒)・木()・金(白)・土()に対応しています。

この5色の短冊に上達したい芸事のお願いを書きます。

織姫と彦星はどんどん離れてる?!

子供の頃、生まれ故郷の田舎で見た夜の満天の星が綺麗だったです。

空気が澄んでいましたので、まるで星が降ってきそうにキラキラしていて、見るたびに感動していました。

以前、プラネタリウムに行った時に案内してくれた音声解説の方から七夕の物語と、織姫星(ベガ)と彦星(アルタイル)のお話を聞きました。

七夕の物語では織姫が彦星に会いに行くようになっていますが、実際には「恒星の固有運動」織姫星(ベガ)の方が彦星(アルタイル)から離れていっているようです。

参考:第14回 織姫と彦星の仲は? 西東京市Web

そんな織姫と彦星が離れていってる事実は、昔ならなおさら誰も知る由もありません。7月7日の夜の空を見て七夕の物語を作った昔の人に敬意を表したいと思います。

まとめ

「七夕の由来は?どんな物語?織姫と彦星は離れていってる?!」について書かさせていただきました。

日本の七夕は、日本に元からあった棚機津女(たなばたつめ)に中国から奈良時代に来た乞巧奠(きこうでん)の風習などが合わさって生まれたとされています。

私は最近は5色の短冊に願い事を書いて、笹の葉に飾ることは行なっていませんが、7月7日になったら夜空に輝く織姫と彦星に思いを馳せてみたいと思っています。

2019年9月12日年中行事

Posted by かつ