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年中行事・冠婚葬祭

お正月といえばなに?正月の文化を探る: 起源・歳神様・習慣・飾り物を解説

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お正月といえばなに?

お正月といえばなに?

お正月といえばなに?

起源・歳神様・習慣や飾り物も知りたい。

かつ
かつ

お教えします

お正月は日本人にとって特別な季節の一つであり、文化的にも豊かな風習があります。

本記事では「お正月」という言葉の起源や、正月に伝わる歳神様や習慣や飾り物を解説します。

お正月の文化に興味がある方や「お正月」にまつわる知識を深めたい方には、特におすすめの記事です。

お正月といえば簡単にいうと何でしょうか?

お正月といえば、年賀状やおせち、お年玉、お雑煮などがありますね。

お正月を簡単にいうと、1年が無事に終了したことと新しい年をお祝いする行事です。

本来は1月の事を指していたお正月ですが、最近では1月7日の松の内までや、1月15日の小正月までをお正月という地域が多くなっています。

お正月には、新しい年を司る歳神様を家に迎え入れ、おもてなしをして1年の健康や幸運を願います。

お正月の起源

お正月は、日本の行事の中で最も古くから存在するものだと言われています。

お正月の起源として、お正月の行事がいつ頃から始まったかは不明です。

1年の最初がお正月だとすれば、1年を計る暦がなければ1月1日がいつだかわからないので、お正月は暦ができてからになるでしょう。

日本における最古の暦使用を示す考古資料は、570年1月6日なので、正月が始まったのは6世紀の後半以降からになります。

昔は今の1年が前半と後半に2分割されていて、1月1日と7月1日がそれぞれ新年と考えられていました。

初春と初秋の満月の日に、子孫のもとに祖先の霊が訪れて交流する行事です。

  • 初春の行事=歳神様と共にその年の豊作を祈る正月の祭り
  • 初秋の行事=仏教のお盆の行事として先祖供養

が行われるようになりました。

538年に仏教が伝えられ、8世紀頃には夏に祖先供養を行う風習が確立されたと考えられています。

「盆と正月が一緒に来たよう」という慣用句もありますが、お盆とお正月は時期が離れていても密接な関係性があるのです。

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お正月にご縁のある歳神様

お正月にご縁のある歳神様には、いくつかの顔があります。

来訪神

来訪神としての歳神様は、毎年、正月になるとそれぞれの家に来訪される神様です。

2018年11月に、日本の来訪神行事10件「来訪神:仮面・仮装の神々」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。

この来訪神の行事には、各地の歳神さまの行事が含まれています。

穀物神

昔の日本で農耕が発達するにつれて、年のはじめにその年の豊作を願って穀物神として歳神様を拝みました。

祖霊

地方によっては祖霊(先祖の霊)を歳神様として祀っています。

人は、死後に生きている人たちのすぐ近くの山の中や海の上にいて、正月やお盆に子孫のところに帰ってくると考えられています。

お正月やお盆に、道路や鉄道がどんなに混んでいても帰省するのは、ご先祖様との交流という意味合いもあるでししょう。

お正月に家族みんなが集まっておせち料理を食べたり、新年の挨拶をしたりして縁起を担ぎます。

「1年の初めの3日間、もしくは7日間縁起の良いことをしていれば、その一年は家族がしあわせになる」という考えから来ています。

歳徳神(としとくじん)

歳徳神は恵方(えほう)という、その年の縁起の良い方角にいて、福徳を司っています。

節分の恵方巻の恵方です。

歳徳神は歳徳や歳神(年神)、正月さまとも呼ばれています。

お正月の習慣

お正月の習慣を見てみましょう。

年賀状

年賀状

年賀状

お正月に年賀状を送りますが、もともとは年のはじめに「お年始」として行き来して年のはじめの挨拶をしていたものが、簡素化されたものです。

最近ではスマホの普及で、メールなどで新年の挨拶をすることが増えています。

お雑煮

お雑煮

お雑煮

お雑煮は、歳神様にお供えした後の鏡餅を食べて、その御利益をいただくための料理です。

お年玉

お年玉

お年玉

お年玉は子供にお小遣いを与える習慣です。

もともとは、正月に歳神様を迎えるために供えられた鏡餅を、お下がりとして子供に与えていました。

その餅が御歳魂(おとしだま)と呼ばれた説と、年のありがたい賜物(たまもの)として年賜(としだま)になったという説があります。

どちらにしても歳神様由来です。

おせち

おせち

おせち

おせち料理とは、五節句の行事に由来しています。

奈良時代の朝廷内で執り行われた節会で、供される供御(くご)を節供(せちく)といいました。

この五節句の義が一般の庶民に浸透して、御節供(おせちく)をするようになったと考えられています。

※五節供

  1. 1月7日・・・七草の節句
  2. 3月3日・・・桃の節句・ひなまつり
  3. 5月5日・・・菖蒲の節句
  4. 7月7日・・・七夕
  5. 9月9日・・・菊の節句

お正月の飾り物

お正月の飾り物は歳神様を家に迎え入れるためのものです。

門松

門松

門松

門松は、歳神様がやってくるときのための依代(よりしろ)として、依り憑く(よりつく)対象物です。

門松を飾るタイミングは、12月28日が良いとされています。

29日は(二重苦)になるから縁起がよくなく、大晦日ぎりぎりの31日だと「1夜飾り」になってしまってバタバタするので、大事な歳神様に対して失礼だという考え方です。

30日は最近では大丈夫とされていますが、旧暦には12月31日がなく12月30日が実質的な大晦日でした。

旧暦でみると一夜飾りになってしまうので、できるならば避けたい日です。

門松は12月28日に飾りましょう。

鏡餅

鏡餅

鏡餅

鏡餅は、歳神様への供物として捧げられるものです。

なぜ鏡かといいますと、鏡には神が宿るとされていて、三種の神器の1つで神事に使われているからです。

しめ飾り

しめ飾り

しめ飾り

しめ縄は「注連縄」と書きます。

神聖な場所と現世を隔てている結界の役目です。

しめ縄の由来は、天照大御神(アマテラスオオミカミ)が天岩戸から出てきた時に、ふたたび岩穴に戻らないように注連縄で天岩戸を塞いだという神話にもとづいています。

しめ飾りとは、しめ縄にお正月に歳神様を迎える為に、縁起物と呼ばれるものを飾り付け、歳神様が通られる玄関先や神棚に飾るものです。

まとめ

お正月とは・・・1年が無事に終了したことと新しい年をお祝いする行事。
起源・・・6世紀の後半からでしょう
歳神様・・・来訪神、穀物神、祖霊、歳徳神
習慣・・・年賀状、お雑煮、お年玉、おせち
飾り物・・・門松、鏡餅、しめ飾り

以上、お正月について簡単にご紹介させていただきました。

歳神様を迎えてお正月をお祝いするというのは、テレビCMで流れていたのでご存知の方も多いでしょう。

歳神様やご先祖さまに感謝して、新しい年も良い年になるようにしましょう。

参考:
正月 – Wikipedia
歳神様(年神様)とは|正しい迎え方/飾り方/祀り方を知り良い一年を迎える | 神仏.ネット

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