建国記念の日と建国記念日の違いは何?
疑問にお答えします
「建国記念の日」と「建国記念日」の違いは、ごらんのとおり「の」という言葉が入るか入らないかです。
現在、正しいのは「の」が入る「建国記念の日」です。
「建国記念の日」は日本の建国を祝う日で、国民の祝日として毎年2月11日は休日になっています。
この記事では「建国記念の日と建国記念日の違いは?紀元節廃止から建国記念の日復活まで」についてお伝えします。
建国記念の日と建国記念日の違い
建国とは「国家の基礎が確立して主権国家として態を為すこと、国家として成りたたせること、国家として創建されること」です。
建国記念の日は、建国したことを記念する日で、建国記念日は建国した記念日です。
- 建国記念日は建国の日を記念し祝う日
- 建国記念の日は建国した事を記念し祝う日
建国記念の日の理由
我が国、日本では「の」が入る「建国記念の日」として定められています。
日本は、本当の建国日が定かではないから、建国した事を記念し祝いましょうということです。
本当の建国日が定かではない理由は、日本国の歴史が古く、国が出来たのが神話の世界にまでさかのぼるからです。
日本神話の登場人物である神武天皇は、古事記や日本書紀で初代天皇とされますが、日本国の建国は、神武天皇が旧暦の紀元前660年1月1日に即位されてからです。
1月1日(旧暦)をグレゴリオ暦(新暦)に換算すると、2月11日になるので、2月11日が日本が建国された日として「建国記念の日」に制定されました。
紀元前660年から現在に至るまで、天皇制は続いていて、2022年には建国2,682年目を迎えました。
日本は世界最古の国
ギネスブックに、日本が紀元前660年から建国されている世界最古の国として、存在する世界で最も古い国として認定されています。
ただ現在では、神武天皇が西暦紀元前660年に即位したことは、歴史学的にも考古学的にも否定されているようです。
ちなみに、国としての歴史が浅いアメリカの建国記念日は、1776年7月4日で、2022年で246年しか経っていません。
紀元節廃止から建国記念の日復活まで
「建国の日」を祝う紀元節廃止から、「建国記念の日」復活までをお伝えします。
我が国の第二次世界大戦の敗戦と深い関わりがあります。
建国の日
1872年に神武天皇の即位日として紀元節が制定され、1874年から2月11日が、日本国の建国の日として定められました。
紀元節には、宮中や全国の神社で紀元節祭がおこなわれていました。
紀元節の廃止
ところが、1945年に第二次世界大戦で日本が負けたことで、1948年にアメリカのマッカーサー元帥率いる占領軍(GHQ)が、国家神道を日本から排除しようとしました。
国家神道排除の動きの中で、紀元節は廃止されました。
紀元節の復活
戦争に負けたからと言って、国が出来た日がなくなるわけではないので、アメリカによって紀元節が廃止されても、再び1951年ごろから、紀元節の復活に向けた動きが始まりました。
1952年には、GHQによる占領が終了し、日本の主権が回復しました。
日本の主権が回復してからは、紀元節の復活運動がさらに活発になって、1958年に国会に議案が提出されました。
国会では、数度の廃案と再提案を繰り返し「建国記念の日」を定める祝日法改正案が、1966年に成立しました。
ただ、この時点では、建国記念の日の具体的な月日をいつにするかは、未決定なままでした。
建国記念の日復活
総理府に設けられた各界の有識者が集まって意見を交換する審議会で、賛成多数により2月11日が建国記念の日にふさわしいと、有識者の意見としてまとめられました。
1966年12月9日に佐藤栄作内閣は「建国記念の日は2月11日とする」と決定して公布し、すぐに施行しました。
建国記念の日が実施された1967年2月11日からは、紀元節が廃止されて空白になった数年の年月を経て、建国記念の日の祝日になりました。
こうして、いろいろ度重なる変遷を経てきた、日本国の建国にかかわる記念の日は、正式に2月11日に建国記念の日として復活しました。
まとめ
- 建国記念の日と建国記念日の違い
- 建国記念の日の理由
- 日本は世界最古の国
- 紀元節廃止から建国記念の日復活まで
- 建国の日
- 紀元節の廃止
- 紀元節の復活
- 建国記念の日復活
についてお伝えしました。
この歴史ある日本国が出来た2月11日は、国民の祝日で「建国記念の日」です。
「建国をしのび、国を愛する心を養う」日なので、みんなで盛大に「建国記念の日」を祝いましょう。