- 初詣はいつまでに行くの?
- 歴史や決まりごとはあるの?
- 初詣は1月1日から3日にかけて行われることが多いです
- 古代から行われていて、神社や寺院に詣でに行き、願い事をするとともに、初詣特有の風習や儀式があります
「初詣」は、新年になると伝統的に行われる行事です。
神社やお寺のパワーのご利益で、今年一年なにか良いことが起きそうな気がしますよね?
初詣に行くタイミングは、個人の好みや生活リズムなどにも影響しますが、一般的には1月1日から3日にかけて行われることが多いです。
歴史的には古代から行われていて、年末年始に「詣」をすることで、今年の不幸を払い、来年に幸運をもたらすという目的があったと言われています。
また、決まりごととしては、神社や寺院に詣でに行き、願い事をするとともに、初詣特有の風習や儀式もあります。
この記事では、初詣はいつまでに行ったらいいか?歴史や決まりごとは?人気のある神社仏閣など、初詣に関することをお伝えしています。
初詣はいつまでに行ったらいい?
初詣とは、年が明けてから最初にお寺や神社に行って、仏様や神様を拝んだり祈ったりすることです。
過ぎた1年の感謝を捧げたり、これから始まる新しい年の無事と平安の願いを込めて祈ります。
初詣は、いつまでに行けばいいのでしょうか?
初詣は、年が明けてから最初にお寺や神社に参拝する行事なので、極端にいえばいつ参拝に行っても、一番最初の参拝ならば、それが「初詣」になります。
そういう理屈で一番最初の参詣なら、大晦日に行くのも初詣かも知れませんが、1年が終わっています(笑)。
初詣の歴史
初詣は、もともと年籠り(としごもり)といって、一家の家督を継承して家族を統括している者(家長)が祈願のために、12月31日の夜から1月1日の朝にかけて、氏神神社に籠もる習慣がありました。
年籠りは、12月31日の夜の「除夜詣」と、1月1日の朝の「元日詣」に分解されて「元日詣」が現在の初詣になりました。
現在でも地方によっては「二年参り」といって大晦日の夜に一度氏神神社に参拝して、一度帰宅して、1月1日になったら再度参拝します。
初詣の決まりごと
初詣には、いくつかの決まりごとやルールがあるので、事前に把握しておきましょう。
初詣の参拝の回数
初詣の参拝の回数に、決まりごとはありません。
それぞれの考え方の違いにより、多くの神社仏閣に参拝すれば、多くのご利益があるという説があるので、参拝の回数に関する規定がないのです。
回数の制限がないので、神社でもお寺でもかまわなく、何回でもいいということです。
参拝回数に決まりごとがないことのいい例は、西日本の風習として行われている「三社参り」です。
三社参りは、特に福岡県を中心として、九州地方や中国地方の一部で、正月の初詣として三ヶ所の神社を詣でることをいいます。
この地方に住んでいる人々には、昔からの風習として「初詣=三社参り」が特別な信仰心がなくてもあたりまえのこととして根付いています。
初詣の決まりごととして、初詣に行くのは、お寺でも神社でもどちらでも構いません。
理由は、1000年以上続いた神仏習合という、日本古来の神道と仏教が融合して1つの信仰体系として再構成された信仰が、庶民の間にも当たり前のようになっていたためです。
明治初期に神仏分離が行われて、神道と仏教を明確に区別しても、お寺や神社への参詣に神道と仏教の区別はそれほどないとされてきたことの名残になっています。
参拝の仕方
初詣はどちらに行っても良くても、神社と寺院では、参詣の仕方に決まりごとがあります。
基本の作法ですが、神社では、二拝二拍手一拝(拝は深いお辞儀)、寺院の場合は、胸の前で合掌し一礼しますが、拍手はしません。
ただ、基本と異なる参拝方法もあります。
多くの神社や寺院に、参拝方法が表示されているので、その場で読んだらわかりますが、神社や寺院のWebサイトにも掲載されているので、事前に調べておくといいでしょう。
古いお札やお守り
古いお札やお守りは、1年間しか有効期限がありません。
一度いただいたら、一生守っていただけるものではないようです。
新しい年の初詣に行くときに、古いお札やお守りを持っていって古札納所に納めてお焚き上げしてもらい、新しく、お札やお守りをいただきましょう。
この場合の、古いお札やお守りを返す神社仏閣ですが、お寺でいただいた古いお札やお守りは、いただいたお寺に納めるのが基本です。
神社の場合、古いお札やお守りは、いただいた神社にお返しするのが基本ですが、家の近くの神社に納めても大丈夫です。
どちらにしても気になるようなら、神社やお寺からいただいた、古いお札やお守りをお返しする時には、念のためにwebなどで確認してみてくださいね。
おみくじ
おみくじは、大吉がでるか大凶がでるかで、気分が全然違いますよね。
どんな内容だったとしても、おみくじを引いて読んだあとに、境内にある木の枝に結ぶ「ならわし」がありますが、木が傷んでしまいます。
できれば、大吉・大凶にかかわらず、何がでても自分の財布の中にしまって、普段持ち歩くのがいいでしょう。
良い運勢なら、お守りになります。
大凶は確率的には、0.013%と大変めずらしいので、悪いことが起きないように、戒めとして受け止めて持っておくのが吉です。
絵馬
昔、神様は馬に乗って現れるとされていたので、実際の馬を奉納したと伝えられています。
馬を奉納できない人は、木、紙、土で作った馬の像で代わりにしていました。
奈良時代からは板に書いた馬の絵が現れるようになり、平安時代には寺院でも絵馬を納める風習が始まりました。
昭和以降は、合格祈願の絵馬を奉納する風習が一般的になり、神社や寺に参拝するときに絵馬に願い事を書いて奉納すると願いが叶えられるとされています。
また願いが叶ったあとは、お礼に行ってお参りをしたり、初穂料を納めたり、お礼の絵馬を奉納したりして感謝の意を表します。
お賽銭はいくらがいい?
初詣の参拝のときに入れるお賽銭は、いくら入れれば縁起がいいのでしょうか?
お賽銭は基本的に、いくらがよくていくらがダメってことはありません。
縁起担ぎでご縁があるようにということで、5円玉を入れる人が多いです。
ある調査によりますと、年齢の違いで入れる金額も違ってくるようで、5円玉を入れるのがいちばん多いのが30代以下だそうです。
60代以上の人は、5円玉を入れるのは18%で、一番多く入れているのは40%の人が100円だそうです。
60代以上の人は、お賽銭を入れない人も10%以上いるそうです。
まあ、お賽銭は気持ちなので、入れても入れなくても神仏がバチを与えるとか、そんなことはなさそうです。
ですが、せっかく初詣に行ったのですから、縁起を担ぐ意味で、そんな大金でもないのでお賽銭をあげれば、なにかのご利益もあることでしょう。
縁起のいいお賽銭の額は、
- 5円(ご縁)
- 11円(いい縁)
- 20円(2重に縁)
- 25円(二重にご縁)
- 41円(始終いい縁)
- 45円(始終ご縁)
また、夫婦や家族やパートナーなどと参拝にいったときに「合わせて20円」というのはやめて、個人個人が縁起のいいお賽銭をいれたほうがいいようです。
あと、縁起担ぎで忘れてはいけないのは、10円はダメということです。
10円は「とおえん」遠縁と読めますので、ご縁が遠ざかってしまうので、10円を入れるのはやめておいたほうがよさそうです。
こちらは二重あごの記事です。ちょっと関係なかったですね。
初詣に人気のある神社仏閣
正月、三ヶ日の初詣に出かける人数は、警察庁から2009年まで発表されていました。
ところが、初詣客数の数え方が曖昧だったことで、2010年からは発表が取りやめになりました。
そのかわり、2010年からは、神社仏閣やニュースの発表をもとに、多少順位が違う初詣ランキングが出るようになりました。
それでも、毎年人気のある有名な神社仏閣は、ある程度固定しています。
それでは、2016年、初詣の参拝者数上位10社寺ランキングを見てみましょう。
1位:明治神宮(東京都)約317万人
2位:成田山新勝寺(千葉県)約309万人
3位:川崎大師平間寺(神奈川県)約307万人
4 位:浅草寺(東京都) 約291万人
5 位:鶴岡八幡宮(神奈川県) 約250万人
6 位:住吉大社(大阪府) 約239万人
7 位:熱田神宮(愛知県) 約230万人
8 位:武蔵一宮 氷川神社(埼玉県) 約210万人
9 位:大宰府天満宮(福岡県) 約200万人10位:生田神社(兵庫県)約150万人
参考:初詣 – Wikipedia
師岡熊野神社の初詣のおみくじ・お守り
おみくじが凶なら、災い除けのお守りがもらえる神社があります。
師岡熊野神社で場所は横浜市港北区にあり、20年以上前から継続しておこなわれているそうです。
ちなみに、ご社紋は神武天皇のもとに遣わされ、熊野国から大和国への道案内をしたとされ、明るい希望の世界に導く霊鳥といわれる三つ足の烏「八咫烏(やたがらす)」です。
師岡熊野神社では、おみくじは大吉を引くより凶を引きたいですね。
(財)日本サッカー協会公認「サッカー御守」もあります。
まとめ
まとめます。
- 初詣はいつまでに行くの?
一般的には、1月1~3日までに参拝するのを、初詣といっています。また、1月中ならば初詣とする考え方もあります。 - 初詣の歴史
年籠りは、12月31日の夜の「除夜詣」と、1月1日の朝の「元日詣」に分解されて、「元日詣」が現在の初詣になりました。 - 初詣の決まりごと
- 初詣の参拝の回数
回数に決まりはないので、神社でもお寺でもかまわなく、何回でもいいということです。 - 参拝の仕方
基本の作法ですが、神社では、二拝二拍手一拝(拝は深いお辞儀)、寺院の場合は、胸の前で合掌し一礼しますが、拍手はしません。 - 古いお札やお守り
新しい年の初詣に行くときに、古いお札やお守りを持っていって古札納所に納めてお焚き上げしてもらい、新しく、お札やお守りをいただきましょう。 - おみくじ
できれば、大吉・大凶にかかわらず、何がでても自分の財布の中にしまって、普段持ち歩くのがいいでしょう。 - 絵馬
昭和以降は、合格祈願の絵馬を奉納する風習が一般的になり、神社や寺に参拝するときに絵馬に願い事を書いて奉納すると願いが叶えられるとされています。 - お賽銭はいくらがいい?
縁起のいいお賽銭の額は、- 5円(ご縁)
- 11円(いい縁)
- 20円(2重に縁)
- 25円(二重にご縁)
- 41円(始終いい縁)
- 45円(始終ご縁)
- 初詣の参拝の回数
- 初詣に人気のある神社仏閣
1位:明治神宮(東京都)約317万人
2位:成田山新勝寺(千葉県)約309万人
3位:川崎大師平間寺(神奈川県)約307万人おみくじが凶なら、災い除けのお守りがもらえる「師岡熊野神社」を紹介しました
以上です。
新しい年の無事と平安の願いを込めて、初詣に出かけてみてはいかがでしょうか?
新しい発見と、今年1年の始まりに希望が持てるかもしれません。