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朝バナナダイエットのデメリット・メリット・効果・成功させるには?

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朝バナナダイエット デメリット

朝バナナダイエット デメリット

朝バナナダイエットにデメリットはあるの?

お教えします

朝バナナダイエットに、デメリットがあるかどうか疑問があると思います。

筆者も、1週間だけ朝バナナダイエットをやって、短期的には効果がありましたが、朝バナナダイエットは栄養が偏るなどのデメリットがあります。

「朝バナナダイエットのデメリット・メリット・効果・成功させるには?」をくわしく解説しますので、ぜひ、最後までごらんください。

朝バナナダイエットのデメリット

バナナのデメリット

バナナのデメリット

バナナを食べるデメリットをご紹介します。

  • 朝バナナダイエットは栄養が偏る
  • 食べ過ぎると太ってしまう
  • 飽きてしまう
  • 高カリウム血症になる危険
  • 体を冷やす
  • 尿路結石

朝バナナダイエットは栄養が偏る

朝バナナダイエットのデメリットですが、栄養バランスの面でいうと、朝にバナナ(だけ)は食べない方が良いです。

寝ている間は、一切食べ物を口にしていないので、朝ごはんの理想は、栄養バランスの良い食事を摂ることです。

朝ごはんには、タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン・ミネラルなどの栄養素をバランスよく食べましょう。

また、健康的な生活を送るためには、栄養素は数十種類必要なので、1日3食ともバランスの良い食事をすることが大切になります。

なので、朝にバナナだけを食べることは、栄養バランスが悪くなるので、朝にバナナ(だけ)は食べない方が良いことになります。

 

ダイエット中の食事は、タンパク質15~20%、炭水化物60%、脂質20~25%が理想の割合といわれています。

朝に、バナナだけのダイエットをしたら、バナナに足りなかった栄養素のタンパク質や脂質を昼食や夕食で補う必要があります。

ダイエットは、一生続けられるあなたに合った食事量や運動方法を手に入れることです。

食べ過ぎると太ってしまう

生のバナナ可食部100gあたりのカロリーは86kcalです。中位のバナナ1本140gの可食部84gはカロリー72Kcalになります。

バナナは低カロリーですが、食べ過ぎると太ります。

飽きてしまう

朝バナナダイエットや朝ゆで卵ダイエット、朝りんごダイエットなどの置き換えダイエットは、単品ダイエットなので毎日食べたら飽きてしまいます。

飽きたらダイエットが続かないので、工夫が必要になります。

高カリウム血症になる危険

朝のバナナに限りませんが、バナナにはカリウムが多く含まれています。

カリウムは、塩分を体内から排出する働きで、血圧を下げたりむくみを取る働きがありますが、腎臓が悪くなっている人がカリウムを摂リすぎると高カリウム血症になります。

高カリウム血症が重症化すると、不整脈が起こることがあります。

心臓は筋肉で出来ているので、筋肉の運動にかかわるカリウム濃度が極めて高くなると、心臓が止まることがあります。

腎臓が悪くてカリウム制限をしている場合は、たとえば1日あたり2000mg以下に制限されます。

バナナを100g食べると、カリウムを約400mg摂取することになるので、バナナを2本食べると制限量の40%に達してしまいます。

野菜にもカリウムが含まれているので、昼食や夕食での1日のカリウム摂取量に気を配らなければなりません。

カリウムの摂りすぎは、くれぐれも注意してください。

体を冷やす

さらに、カリウムには、体を冷やしてしまうデメリットがあります。

カリウムは、バナナに豊富に含まれています。

体が冷えると、代謝に必要な栄養素や酸素などを運ぶ血流が悪くなり、体温が1℃下がると代謝が約12%下がるといわれています。

代謝が低下すると太りやすくなり、体が冷えると免疫力も低下します。

バナナは、暑いところで育つ植物なので、夏に食べると体が冷えていいですが、寒い時期の朝は、バナナを食べることで、体が冷えてしまいます。

尿路結石

これも朝バナナに限りませんが、ほうれん草などに多く含まれているシュウ酸は、未熟なバナナにも、100gあたり500mg含まれています。

私も以前、尿路結石ができた時には、痛みで、のたうち回って苦しみ、救急車で運ばれ入院しました。

尿路結石を防ぐには、シュウ酸を多く含む食べ物を食べすぎないようにしましょう。

未熟なバナナの他に、シュウ酸を多く含む食べ物は、たけのこ、さつまも、レタス、ブロッコリー、なす、ピーナッツ、チョコなどです。

以上のように、バナナを食べることのデメリットがありますので、気をつけてバナナを食べ過ぎないようにしましょう。

朝バナナダイエットのメリット

バナナのメリット

バナナのメリット

逆に、朝バナナを食べるメリットをご紹介します。

バナナの栄養成分には、下記のような体に良いメリットがあります。

  • 血圧を下げたりむくみを取る
  • 腸内環境を良くする
  • 腹持ちが良い
  • 体のエネルギーを生成する
  • セロトニンの材料になる
  • ソラレンが少ない

血圧を下げたりむくみを取る

カリウムを360mg含んでいるので、血圧を下げたりむくみを取る働きがあります。

腸内環境を良くする

可食部100gあたり水溶性食物繊維0.1gと不溶性食物繊維1gの総量1.1gの食物繊維を含んでいるので腸内環境が良くなります。

腹持ちが良い

糖質が100gあたり21.4g含まれています。糖質は体内への吸収が穏やかなので腹持ちが良く、免疫細胞のエネルギーにもなります。

体のエネルギーを生成する

ビタミンB群がバランスよく含まれています。ビタミンB群は体のエネルギーを生成するのに欠かせません。

セロトニンの材料になる

セロトニンを作るのに必要になる「トリプトファン・ビタミンB6・炭水化物」が全部入っています。

ソラレンが少ない

柑橘系の果物や一部の野菜には、ソラレンという「光毒性」がある成分が含まれているものがあり、朝食で食べた後に日光に当たるとシミなどの肌トラブルになることがあります。

バナナはソラレンが少ない果物なので、出かける前の朝に食べても大丈夫です。

朝バナナダイエットの効果

筆者は、朝バナナダイエットが効果的かどうかを、1週間試して実験してみました。

朝バナナダイエットは、朝食にバナナを1本と水分を飲むだけで、摂取カロリーを低く抑えられるのでダイエットに効果的でした。

朝バナナダイエットを1週間実践して2日目で1kg痩せたので、1週間経過したらすごく痩せられると思いましたが、結果は1週間で800gのダイエットに効果があり成功しました。

このペースで朝バナナダイエットを実践すると、1ヶ月で約2~3kg痩せられる計算になります。

下記の表は実際に実行した、1週間朝バナナダイエットの「バナナ1本+お茶1杯」の記録です。

体重は朝起きた時に測っています。

経過日付体重体脂肪率皮下脂肪率内臓脂肪備考
0日目2021/3/1763.6018.916.87
1日目2021/3/1862.8518.516.56
2日目2021/3/1962.6018.316.361kg痩せました
3日目2021/3/2062.8518.516.46戻りました
4日目2021/3/2162.8518.516.46
5日目2021/3/2262.3018.216.26
6日目2021/3/2362.5518.316.36
7日目2021/3/2462.8018.516.56800g痩せました
バナナダイエット

バナナダイエット0日目

 

バナナダイエット

バナナダイエット7日目

朝バナナダイエット1週間で体重が800g減って、体脂肪の皮下脂肪と内臓脂肪の両方も減りました。

バナナ1本可食部84gのカロリーは72kcal。低カロリーでダイエット効果

生のバナナ可食部100gあたりのカロリーは86kcalです。中位のバナナ1本140gの可食部84gはカロリー72Kcalになります。

1日の活動量によって個人差がありますが、1日に必要な摂取カロリ一は一般的な日本人の成人男性で約2300kcal・成人女性で約1,800kcalです。

朝食の分は、3で割って、男性2,300kcal÷3回=766kcal、女性1,800kcal÷3回=600kcal。

朝からガッツリ食べる人もいますが、多くの人は朝ごはんに食べるカロリーは昼食や夕食よりも低カロリーなので、朝ごはんの目安は男性600cal 女性500calになるでしょう。

朝に中位のバナナ1本で摂取カロリーを制限して、昼食と夕食は今までと変わらずに食べれば1日の摂取カロリは1日あたり成人男性600kcal-72kcal=528kcal、成人女性500kcal-72kcal=428kcalのマイナスになります。

脂肪1kgを消費するのに必要なカロリーは約7200kcalです。

7200kcal÷528kcal=13.63日(男性)、7200kcal÷428kcal=16.82日(女性)で1kg痩せることができるので、朝バナナダイエットは効果的です。

私は実際に朝バナナダイエット1週間で、効果的に痩せることができました。

朝バナナダイエットを成功させるには?

朝バナナダイエットが終了して、そこでダイエットを終わらせると、元の食事に戻した時にリバウンドします。

朝バナナダイエットを成功させるには、ダイエット終了後から1ヵ月は、食事の回復期間として、すぐに元の食事に戻すのではなく、徐々に戻していきましょう。

そこまでがダイエットです。

あとは、筋肉の量を増やしておくことも、基礎代謝が上がるので、ダイエットには効果的です。

朝バナナダイエットのやり方

バナナダイエットのやり方

バナナダイエットのやり方

朝ごはんとして、バナナ1本(腎臓が悪くなく昼間の活動量が多い人は2本)と常温の水を飲むだけです。

ちなみに私はバナナ1本と温かいお茶を飲みました。

私がイオンネットスーパーで買っているバナナは、一房に4~5本付いていて、税込約213円なので1本あたり約42~53円でリーズナブルです。

バナナは剥くだけなので簡単に食べられます。

ゆで卵ダイエットより簡単です。

シュガースポット(茶色い斑点)が出たら食べる

シュガースポットが出ているので食べごろです

シュガースポットが出ているので食べごろです

バナナの皮に茶色い斑点がでるのがシュガースポットです。

バナナを買ってきてすぐ食べてもいいですが、少し置いておいてこのシュガースポットがでたら食べましょう。

なぜなら抗酸化作用があるポリフェノールの含有量はバナナのシュガースポットが出て熟しているほど高くなるからです。

ポリフェノールで抗酸化作用を高くして細胞を若々しく保てば免疫力が高まります。

朝バナナダイエットを飽きないようにする工夫

バナナはダイエットに優れた食品ですが、毎日同じでは飽きてしまいます。

そこでバナナを飽きずに食べる方法をご紹介します。

バナナだけの単品を食べるときよりも、何かを足せばその分カロリーがあがるので、砂糖などは控えめにいれましょう。

  • 焼きバナナ
  • 冷凍バナナ
  • ヨーグルトと一緒に

焼きバナナ

オーブントースターで作る方法です。

  1. オーブントースターにアルミホイルを敷きます
  2. バナナの皮に切れ込みを入れます
  3. 片面7〜8分ずつ焼きます
  4. 両面が真っ黒になったら取り出します

フライパンで作る方法もあります。

  1. バナナを2等分に斜めに切ってください
  2. バターをフライパンに入れて弱火で溶かしバナナを置きます
  3. バナナを回しながら約1~2分焼きます
  4. バナナの上に砂糖を大さじ1杯弱かけて絡めながら焼きます

両方ともお好みでシナモンをかけて食べてみてください。

焼きバナナを鉄のフライパンで作ってみました。

失敗点は、

  1. 斜めに切るのを忘れてしまいました。
  2. ちょっと焦げてフライパンにくっつきました。
  3. 焼いたことでバナナ自体が甘いのですが、砂糖が多すぎたのでさらに甘すぎました。
焼きバナナの砂糖はほどほどに!

焼きバナナの砂糖はほどほどに!

冷凍バナナ

夏になったらバナナを冷凍して食べてみましょう。

食べごろのシュガースポットが出たバナナの皮を剥いて、ラップで包んで冷凍庫に入れて凍らせるとアイスバナナになります。

ヨーグルトと一緒に

バナナとヨーグルトを一緒に食べる女性は「バナナだけを食べる女性」の次に多いそうです。

ヨーグルトにはバナナにあまり含まれていないタンパク質と脂質がバランスよく含まれているので一緒に食べれば効率よく糖質・タンパク質・脂質の3大栄養素を摂取できます。

さらにヨーグルトに、くるみ・きなこ・甘酒などを足してみても美容に効果がありますので、チャレンジしてみましょう。

バナナの皮をキレイに剥く方法

バナナが好きなお猿さんも剥いている方法です。

バナナのNECK(ネック)といわれる軸の部分から剥くのではなく、FINGER TIP(フィンガーティップ)といわれる果指の先で花が付いていた部分から剥くとキレイに剥けます。

ただ黒いところが爪に入るとよごれるのがネックです。

バナナの保存方法

バナナの保存方法をご紹介します。

  • 基本の保存方法
  • 夏の保存方法
  • 冬の保存方法

基本の保存方法

バナナが入っている袋から出して直射日光の当たらないところで、涼しく風通しの良い14~20℃くらいの室内で保存します。

机の上にそのままバナナを置く時は、接地面が大きくなる仰向けに置かないで、カーブが膨らんでいる方を上にして設置面を少なくしましょう。

バナナの重みで傷みが早くなってしまうからです。

バナナスタンドを用意して吊り下げておくのもいいでしょう。

夏の保存方法

夏は暑いのでバナナは冬よりも追熟がはやくなります。

シュガースポットが出ていても冷蔵庫の野菜室に入れておけば追熟しないので、夏の暑い時に冷えて美味しくなって食べられます。

ただ、バナナは暑いところで育つので、冷蔵庫に入れておくと低温障害で皮が黒くなり見た目が悪くなるので、食べごろを見計らって冷蔵庫から取り出して食べてくださいね。

冬の保存方法

13.5℃以下になるとバナナは追熟しませんので、エアコンの効いた暖かいリビングなどで保存しましょう。

まとめ

「朝バナナダイエットのデメリット・メリット・効果・成功させるには?」でした。

  1. 朝バナナダイエットのデメリット
      1. 朝バナナダイエットは栄養が偏る
      2. 食べ過ぎると太ってしまう
      3. 飽きてしまう
      4. 高カリウム血症になる危険
      5. 体を冷やす
      6. 尿路結石
  2. 朝バナナダイエットのメリット
      1. 血圧を下げたりむくみを取る
      2. 腸内環境を良くする
      3. 腹持ちが良い
      4. 体のエネルギーを生成する
      5. セロトニンの材料になる
      6. ソラレンが少ない
  3. 朝バナナダイエットの効果
      1. バナナ1本可食部84gのカロリーは72kcal。低カロリーでダイエット効果
  4. 朝バナナダイエットを成功させるには?
    ダイエット終了後から1ヵ月は、食事の回復期間として、すぐに元の食事に戻すのではなく、徐々に戻していきましょう。
  5. 朝バナナダイエットのやり方
    1. シュガースポット(茶色い斑点)が出たら食べる
  6. 朝バナナダイエットを飽きないようにする工夫
    1. 焼きバナナ
    2. 冷凍バナナ
    3. ヨーグルトと一緒に
  7. バナナの皮をキレイに剥く方法
    バナナのNECK(ネック)といわれる軸の部分から剥くのではなく、FINGER TIP(フィンガーティップ)といわれる果指の先で花が付いていた部分から剥くとキレイに剥けます。
  8. バナナの保存方法
    1. 基本の保存方法
    2. 夏の保存方法
    3. 冬の保存方法

※腎臓の機能が低下している人は、カリウムを摂りすぎると、腎臓から余分なカリウムを出すことが出来ないので、高カリウム血症が起きてしまいます。

個人差がありますので、バナナを1日1本なら大丈夫ということは出来ませんし、摂取するカリウムはバナナ以外にもあるので、バナナに限らずカリウムのとりすぎには注意してください。

朝にバナナは食べないほうが良い?はこちらです

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