
口臭の原因にもなる舌苔
口臭が気になりますか?
口臭の原因のひとつは舌の表面についた舌苔(ぜったい)という汚れです。
舌苔とは舌の表皮がはげて表面に苔のようにたまったものです。
舌だけでいろいろな健康状態がわかり、熱病・胃腸病の時や脱水症状になっているときも舌苔ができます。
この記事では、口臭の原因にもなる舌苔を取る方法とつかなくする方法と舌苔の説明をします。
口臭の原因になる舌苔を取る方法
口臭を予防するために舌苔をきれいに取り除くための口腔ケアをご紹介します。
- 適度な舌磨き
- 薬用マウスウォッシュの使用
- スプーンの裏か指の腹に塩を付けて舌を掻く
適度な舌磨き
舌専用の舌ブラシがあるので利用しましょう。
水に浸した舌ブラシを軽く舌に当ててください。強いと舌を傷つけてしまいます。ブラシに汚れが着かなくなるまでやりますが、やりすぎは注意です。
舌の奥を重点的にやりましょう。奥の方にクレーターの様にくぼんでいるところがあって、そこに細菌が繁殖しています。
薬用マウスウォッシュの使用
舌磨きをする時間がないときや、より舌磨きを完ぺきにしたい場合は薬用の殺菌作用のあるマウスウォッシュを使いましょう。嫌なにおいのもととなる細菌を殺菌することができます。
スプーンの裏か指の腹に塩を付けて舌を掻く
我が国には昔からへら状のもので舌の汚れをゴシゴシとる習慣がありました。歯ブラシだと毛先が舌乳頭の奥まで入りこむので組織を傷つけてしまいます。
スプーンの裏側や指の腹に塩をつけて舌の奥にあるくぼみを中心にキレイにしましょう。
ぬめりを取っていくのですが、ぬめりを「掻きだす」ということが重要です。
舌苔をつかなくする方法
舌苔をつかなくする方法は口の中の乾燥が舌苔をつきやすくするので口呼吸をやめて昼夜を問わず鼻で呼吸することです。
健康ならば舌苔はつきにくいです。「理想の舌」とされるのが小学校の低学年の子供に見られる淡いピンク色で白い苔が少しついている舌です。
私達は生きている過程に於いてそれぞれの個性のある生活習慣を続けていくことで舌も少しずつ形や色が変化します。
自分の舌の状態を観察することによって体調の良し悪しの判断が出来るので、ついてしまった舌苔を観察して健康管理に役立てましょう。
舌苔とは何でしょう?
舌苔は「舌についた汚れ」で汚れの内容は唾液や食べ物のカス・細菌などが主な成分です。
舌は上あごや食べ物や歯との摩擦により表面の粘膜が新陳代謝をくりかえしています。舌の表面が白っぽくなった時は疲れていたり新陳代謝がうまくいっていないことが多いです。
高齢者は抵抗力が落ちているので細菌が多く含まれる舌苔がたくさん付着していると、誤嚥性肺炎になる危険性がでてきますので気を付けましょう。
舌苔には5種類タイプがあります。
- 熱化タイプ
- ネバネバ湿化タイプ
- カラカラ乾燥タイプ
- ドロドロ血流タイプ
- ギザギザ浮腫タイプ
熱化タイプ
口臭は肉が焦げたような臭いです。舌が赤くなっていて血流の多い「熱タイプ」です。
舌が赤くコケは少なめで一見するとツルリときれいに見えますが舌が赤すぎるのは熱で体がのぼせていることを意味します。
糖尿病や高血圧に気をつけましょう。
ネバネバ湿化タイプ
口臭は硫黄のような臭いです。胃と肝臓が弱くなっている状態です。ネバネバ湿化タイプの舌苔は黄色くなっています。
このような人はゲップが出たり鼻炎や関節炎になりやすく粘り気のある鼻水が出るなど全身的にどこか「粘り」があります。
カラカラ乾燥タイプ
口臭は乾いた雑巾臭がします。唾液の分泌が少ないカラカラ乾燥タイプの人は舌に大きなシワがあるのが特徴です。
ドロドロ血流タイプ
口臭は血生臭いです。舌が紫色、更年期女性に多いです。ドロドロ血液タイプで血流が悪いです。血液の中の酸素が欠乏して皮膚などが青黒くなるチアノーゼになった時のように舌が紫色になります。
ギザギザ浮腫タイプ
ギザギザ浮腫タイプは水分で舌が膨れ周りがギザギザになっていて舌がんのリスクがあります。台風の時期に体調がこわれやすい性質があります。冷え性や疲れやすい人は要注意です。
まとめ
口臭を予防するために舌苔をきれいに取り除くための口腔ケア
- 適度な舌磨き
- 薬用マウスウォッシュの使用
- スプーンの裏か指の腹に塩を付けて舌を掻く
舌苔をつかなくする方法は口の中の乾燥が舌苔をつきやすくするので口呼吸をやめて昼夜を問わず鼻で呼吸することです。
口臭の主な原因は、舌の表面についた舌苔(ぜったい)という汚れです。
舌苔には5種類タイプがあります。
- 熱化タイプ
- ネバネバ湿化タイプ
- カラカラ乾燥タイプ
- ドロドロ血流タイプ
- ギザギザ浮腫タイプ
自分の舌の状態を観察することによって体調の良し悪しの判断が出来るのでついてしまった舌苔を観察して健康管理に役立てましょう。
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