
チーズのダイエット効果
チーズはおいしいし、身体に良いと言われるので、良く食べていると思いますが、チーズに関する疑問もあると思います。

- チーズには、ダイエット効果があるの?
- どんな栄養があるの?
- 身体に良くても食べすぎると良くないの?
- 乳糖不耐症でも食べられるの?
そんな疑問にお答えします。どうぞ最後までご覧下さい。
チーズのダイエット効果

カッテージチーズ
チーズには次のような、ダイエット効果があります。
- チーズのカロリー
- たんぱく質が多い
- カルシウム補給
- 消化の良い脂肪分
- 腹持ちがよい
チーズのカロリー
チーズは、1,000mlの生乳から100g作られるので、栄養が凝縮している分、カロリーは高めになっています。
でもチーズは、ご飯のような量は食べられないので、普通に食べたとしても、ご飯よりカロリーは低くてすみます。
特に、カロリーの低いチーズを選ぶのなら、カッテージチーズが低カロリーでおすすめです。
たんぱく質が多い
チーズは、絞ったままの生乳から水分を搾って作られるので、たんぱく質が凝縮しています。
1,000mlの牛乳から作られるチーズは、100gなので、チーズの栄養は牛乳の10倍あります。
チーズには、ナチュラルチーズとプロセスチーズがあります。
ナチュラルチーズは別名「白い肉」と呼ばれて、良質なたんぱく質が多く含まれています。
良質なたんぱく質が多く含まれているナチュラルチーズは、筋肉をつくるのに役立ちます。
筋肉を付けると基礎代謝が上がり、消費カロリーが増えるのでダイエットになります。
また、歳を取るとサルコペニア(筋肉減少症)という病気になりやすいので、たんぱく質が多く含まれているチーズを積極的に食べて、筋トレをして筋肉を増やしましょう。
カルシウム補給
プロセスチーズ100g中に、牛乳600mlと同量のカルシウムが含まれています。
ダイエットで食事を制限していると、必要な栄養が摂れないことがあります。
カルシウムが不足した場合には、イライラしがちですが、チーズを食べることで、カルシウムが補給されイライラが解消されます。
消化の良い脂肪分
チーズに含まれている脂肪分は少なく、食べてすぐに消化が始まるので、牛乳よりも消化がよいです。
腹持ちがよい
GI値が高い食べ物は、血糖値の上がり下がりが急なので、お腹の空きが早く、腹持ちが悪いです。
腹持ちの良い食べ物は、GI値が低い食べ物です。
低GI食品と呼ばれている食品は、GI値が50以下です。
チーズは、30前後の低GI食品で、腹持ちの良い食品なので、他の食べ物を食べたい欲求が薄れ、食べ過ぎを防いでくれます。
チーズの栄養

カマンベールチーズ
チーズの主な栄養は、
- メチオニン
- ミネラル
- ビタミンA
メチオニン
メチオニンは、体内(肝臓内)に入ってきた毒素や老廃物を取り除いて、代謝を促してくれます。
またメチオニンは、血液の中のコレステロール値を管理してくれるので、アルコールや脂肪のとりすぎなどからも、肝臓を守ってくれます。
ミネラル
虫歯になると噛む能力が落ちてしまい、良く噛めなくなります。
WHOは、虫歯になりにくい食品として、固めのチーズを推奨しています。
チーズに含まれるミネラルには、酸の働きを弱める効果があり、歯のエナメル質が溶けるのを防ぎ、虫歯の予防になります。
ビタミンA
チーズには、ビタミンAがたくさん含まれています。
ビタミンAの主成分であるレチノールには、目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を高める働きがあります。
チーズの食べすぎ

チーズの食べ過ぎは良くない
チーズはおいしくて栄養があり、ダイエットにも効果的ですが、食べ過ぎると良くないです。
次のような症状が出ます。
- 頭痛や吐き気
- 体臭
- 下痢
頭痛や吐き気
チーズには「チラミン」という成分が含まれています。
チラミンが体の中に溜まると、体質や体調により血圧が上がって、頭痛や吐き気が現れてきます。
体臭
チーズに含まれているたんぱく質が、大腸に到着した時に腐敗して、ニオイ成分が作られます。
また、チーズに含まれている、動物性脂肪の飽和脂肪酸を食べすぎると、血液中のコレステロールや中性脂肪が増えて、過酸化脂質に変化し、ニオイの元になります。
下痢
チーズは、たんぱく質と脂質を分解する酵素が無いので、消化の悪い食べ物です。
また、チーズに含まれるたんぱく質や脂質は、腸内の悪玉菌が好きなので、チーズを食べすぎると、悪玉菌が増えて腸内環境が悪くなって下痢になることもあります。
チーズの1日の摂取量は30g程度が良いといわれています。
プロセスチーズの6Pチーズは、1個18gなので2個だと食べすぎになります。
乳糖不耐症でも食べられるチーズ
乳糖不耐症の人は、牛乳に含まれる糖質の乳糖を分解する酵素の活性が低下しているので、乳糖を消化吸収できません。
乳糖不耐症の人は、牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなり下痢をします。
乳糖をほとんど含んでない熟成チーズなら、乳糖不耐症の人でも安心して食べられます。
熟成チーズは作る時に、牛乳から乳脂肪分やカゼインなどを除いた水溶液を排除するので、乳糖も排除され、チーズ中の乳糖含量が大幅に減るからです。
まとめ
- チーズには、ダイエット効果があるの?
- どんな栄養があるの?
- 身体に良くても食べすぎると良くないの?
- 乳糖不耐症でも食べられるの?
チーズのダイエット効果は、
- チーズのカロリーは低い
- たんぱく質が多く含まれる
- カルシウムを摂ることでイライラしないでダイエットを続けられる
- 消化の良い脂肪分が含まれる
- 腹持ちがよく食べ過ぎを防ぐ
チーズの栄養は、
- メチオニン・・・肝臓の働きを助けてくれる
- ミネラル・・・虫歯の予防になる
- ビタミンA・・・目や皮膚の健康を保ってくれる
チーズの食べすぎで、
- 頭痛や吐き気におそわれる
- 体臭がくさくなる
- 下痢になる
乳糖不耐症の人でも、熟成チーズなら、乳糖をほとんど含んでないので、安心して食べられます。
チーズには、ダイエット効果があって、栄養もありますが、食べ過ぎは良くないので、適量を食べましょう。
基本的に、ダイエットは、食事の栄養バランスを考えて、ゆっくり噛んで食べましょう。

