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ウルル(エアーズロック)への登山が2019年10月26日から禁止になりました。そんなウルルのことを調べてみました。
ウルル
ウルルはオーストラリアのほぼ真ん中に位置していて、高さは東京タワーと同じくらいの世界で2番目に大きな一枚岩です。
ユネスコの世界遺産に1987年に登録されています。
外観は赤っぽく見えますが、鉄分が酸化しているためです。
ウルルはエアーズロックとも呼ばれていますが、正式名称はウルルで1980年代から使われ始めました。
ウルルが見えているのは、5%だけで残りの95%は地中にもぐっています。
まるで潜在意識と顕在意識の関係みたいです。
ウルル登山
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風が強かったり気温が高いと、登ることが制限されることがあります。
登山路には杭を打って鎖が張られていますが、かなり傾斜は険しいので山登り経験がない人には辛いかもしれません。
真夏の時期は最高気温が48度にもなるので、水分補給と紫外線対策は忘れずにしなければ、熱中症や日焼けしてしまいます。
滑りにくい靴は必要です。
雨季に行くと大量の水が川のように流れるので近づけないようです。
登れる確率は30%前後で、時期によっては10%前後まで低くなります。
夏の日中はハエが多いので、虫除けネットが必需品になりそうですが、被っている人は少ないみたいです。
ウルルとオーストラリア先住民
(オーストラリア先住民のことをアボリジニと呼びますが、アボリジニという言葉は差別的な意味合いが強いそうなので、ここでは一般的な呼び方のオーストラリア先住民で呼ばさせていただきたいと思います。)
オーストラリア先住民はウルルを聖地としているため、観光客の登山をよく思っていません。
そのためウルルへの登山を推奨していない旅行会社もあります。
しかしオーストラリア先住民は、ウルルのリース料と国立公園の入場料の一部を観光収入としてもらっています。
観光収入は貴重な収入源になるので、観光客の登山は仕方なく認められていました。
痛し痒しというところでしょうが、全面的には登山禁止にはしていないで、登るか登らないかは観光客の判断に委ねられていました。
ただし、登ろうと思って来ても、100%必ず登れるとは限りませんが・・・。
ウルル登山は2019年10月25日まで
そして奇しくも1985年10月26日にウルルの所有権が、オーストラリア政府からオーストラリア先住民に移った、ちょうど34年後にあたる2019年10月26日からは、観光客の登山が全面禁止になります。
まとめ
文化や民族の置かれた背景や歴史も全然違うので、どことも比較は出来ませんが、オーストラリア先住民がこの度下した決定は、とても称賛に値するものだと思います。
連綿と受け継がれてきた魂の聖地を、観光客から守りました。
ウルルの石や砂を持ち帰ってしまう不届き者も、世界中には少なからずいるようなので、聖地を守る意味では登山禁止はやむを得ないのでしょう。
過去には転落死亡事故も発生しているので、聖地であることと、危険だからということも理由になっているようです。
以上、「ウルル(エアーズロック)への登山は2019年10月25日まで」でした。
お読みいただきましてありがとうございました。
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