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ウルル(エアーズロック)はオーストラリア大陸にある世界で2番目に大きい一枚岩です。ちなみに、世界で1番目に大きい一枚岩は西オーストラリア州にあるマウントオーガスタスです。オーストラリアが上位独占しています。
ウルルへの登山が2019年10月26日から禁止になりましたので理由を調べました。
この記事ではウルルは2019年10月26日から登山禁止、登れていた頃のウルル登山の様子、ウルルについてご紹介します。
ウルルは2019年10月26日から登山禁止
(オーストラリア先住民のことをアボリジニと呼びますがアボリジニという言葉は差別的な意味合いが強いので、一般的な呼び方のオーストラリア先住民で呼ばさせていただきます)
ウルルは1985年10月26日にオーストラリア政府からオーストラリア先住民にウルルの所有権が移り、その34年後の2019年10月26日からは観光客の登山が全面禁止になりました。
ウルルはオーストラリア先住民にとっての聖地です。
オーストラリア先住民はウルルを聖地としているため観光客の登山をよく思っていません。
そのためウルルへの登山を推奨していない旅行会社もありました。
しかし、オーストラリア先住民はウルルのリース料と国立公園の入場料の一部を観光収入としてもらっていました。
観光収入は貴重な収入源になるので観光客の登山は仕方なく認められていました。
痛し痒しというところでしょうが全面的に登山禁止ではなく登ろうと思って来ても100%必ず登れるとは限らなく登れる確率は30%前後でしたが、登るか登らないかは観光客の判断に委ねられていました。
世界中から来る観光客の中にはウルルの石や砂を持ち帰ってしまう不届き者も少なからずいたので聖地を守る意味では登山禁止はやむを得ないと思います。
過去には転落死亡事故も発生しているのでウルル登山は危険だからということも理由になっています。
文化や民族の置かれた背景や歴史も全然違うので、どことも比較は出来ませんがオーストラリア先住民が下した登山禁止の決定は連綿と受け継がれてきた魂の聖地を観光客から守ってとても称賛に値するものだと思います。
ウルル登山の様子
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風が強かったり気温が高いと登山が制限されることがありました。登れる確率は30%前後で時期によっては10%前後まで低くなりました。
登山路には杭を打って鎖が張られていますが、かなり傾斜は険しいので山登り経験がない人には辛い登山でした。
真夏の時期は最高気温が48度にもなるので水分補給と紫外線対策を忘れないようにしなければ熱中症や日焼けに悩まされました。
滑りにくい靴は必要でした。
雨季に行くと大量の水が川のように流れるので近づけませんでした。
夏の日中はハエが多いので虫除けネットが必需品でしたが、被っている人は少なかったです。
ウルルについて
ウルルはオーストラリアのほぼ真ん中に位置していて高さは東京タワーと同じくらいの世界で2番目に大きな一枚岩です。世界の中心といわれるので『世界の中心で、愛をさけぶ』にも登場します。
ユネスコの世界遺産に1987年に登録されています。鉄分が酸化しているため外観は赤っぽく見えます。
もともとオーストラリア先住民のピチャンチャチャラ語で「ウルル」と呼ばれていました。1873年にイギリスの探検家ウィリアム・ゴスが探検の途中で発見して当時の南オーストラリア植民地首相ヘンリー・エアーズにちなんでエアーズロックと呼ばれました。
1980年代から正式名称として元のウルルが使われ始めました。
ウルルが見えているのは5%だけで残りの95%は地中にもぐっています。
まるで潜在意識と顕在意識の関係です。

潜在意識
まとめ
ウルル(エアーズロック)が2019年10月26日から観光客の登山が全面禁止になりました。
登山禁止の理由はウルルというオーストラリア先住民にとっての魂の聖地を守るということと、過去には転落死亡事故も発生しているのでウルル登山は危険だからということです。
風が強かったり気温が高いと登山が制限されることがありました。登れる確率は30%前後で時期によっては10%前後まで低くなりました。
ウルルはオーストラリアのほぼ真ん中に位置していて高さは東京タワーと同じくらいの世界で2番目に大きな一枚岩です。
もともと、オーストラリア先住民のピチャンチャチャラ語で「ウルル」と呼ばれていました。1873年にイギリスの探検家ウィリアム・ゴスが探検の途中で発見して、当時の南オーストラリア植民地首相、ヘンリー・エアーズにちなんでエアーズロックと呼ばれました。1980年代から正式名称として、元のウルルが使われ始めました。
ウルルが見えているのは5%だけで残りの95%は地中にもぐっています。
オーストラリア先住民が下した登山禁止の決定は、連綿と受け継がれてきた魂の聖地を観光客から守ってとても称賛に値するものだと思います。
以上、お読みいただきましてありがとうございました。