家事代行サービスを利用するのは贅沢なの?
お答えします
共働き世帯が増えていて、家事や育児の時間がとれないご家庭の方、多いことでしょう。
家事や育児の時間が取れないご家庭におすすめなのが、家事代行サービスです。
しかし、家事代行サービスは贅沢というイメージがあるので、利用に躊躇することでしょう。
最近は、料金の低価格化やサービスの多様化などで、家事代行サービスはより身近な存在になりつつあります。
そこで今回は「家事代行サービスは贅沢?共働きなら利用する?どんな内容?頻度は?」という記事を書きました。
家事代行サービスを利用するメリットやデメリット、家事代行サービスのような便利なサービスについても紹介しています。
家事や育児に追われ自分自身の時間が取れないと感じ、家事代行サービスを検討している方にぜひ参考にしてもらいたいです。
家事代行サービスとは?
家事代行サービスとは、専門のスタッフが家庭内で行うべき家事を代行するサービスのことです。
- 掃除
- 洗濯
- 料理
- 買い物
など、日常生活で必要な様々な家事を代行してくれます。
これにより共働きの夫婦が時間と労力を節約し、今までより充実した生活を送れるようになります。
家事代行サービスは贅沢?
家事代行サービスが贅沢かどうかを判断する指標があります。
少し前ですが、株式会社プラネットが行った「家事代行に関する意識調査」(期間:2018 年 10 月 26 日~11 月 9 日、DIMSDRIVE モニター3,871 人)です。
調査の結果では、専業主婦・共働きに関わらず、
- 利用したことがない人は93.0%
- 利用したことがある人は7.0%
という結果でした。
今まで利用したことがなく、今後も利用するつもりのない人の理由の上位は、
- 1位「料金が高い」73.3%(男性75.0%:女性69.8%)
- 2位「他人を家の中に入れたくない」35.4%(男性32.6%:女性41.2%)
- 3位「自分、家族の家事に満足している」
- 4位「家事は家族ですべき」
- 5位「汚れているのを見られるのが恥ずかしい」
家事代行サービスは、料金が高くて贅沢という理由が多く、利用する人が少ないのです。
家事代行サービスを利用したことがある人7%の内訳は、
- 「定期的(必要な時)に利用したことがある」は2.5%
- 「以前は利用したことがあるが今は利用していない」が4.5%
でした。
「料金設定のお得なサービスがあれば」20.5%(男性17.0%:女性25.6%)の人が、家事代行サービスを利用したいと答えています。
女性の多くが「家事代行サービスのコスパが良ければ利用したい」と思っています。
アンケート結果は以上ですが、実際にあなたのご家庭で家事が回らなくて、家事代行サービスが必要なら、多少料金が高くても利用することに遠慮はいらないでしょう。
家事代行サービスのメリット
家事代行サービスのメリットは以下の通りです。
- 時間の節約: 家事代行サービスを利用することで、家事に費やす時間を減らすことができます。自分たちの時間を有効に活用できるため、趣味やリラックスなどに充てることができます。
- 仕事との両立: 共働きの場合、仕事と家事の両立は大変な課題です。家事代行サービスを利用することで、仕事に集中することができます。ストレスや疲労を軽減し、よりバランスの取れた生活を送ることができます。
- 家事の専門知識と技術の活用: 家事代行サービスのスタッフは、家事に関する専門知識や技術を持っています。高品質な家事の代行が期待できるため、より効率的で綺麗な家を保つことができます。
- パートナーシップの強化: 家事代行サービスを利用することで、夫婦間の協力関係が深まります。家事の負担を分担することで、お互いに支え合い、より良いパートナーシップを築くことができます。
家事代行サービスのデメリット
一方、家事代行サービスのデメリットもあります。
- 費用の負担: 家事代行サービスは一定の費用がかかります。家計に余裕がない場合や予算の制約がある場合には、負担となることがあります。
- プライバシーの配慮: 家事代行サービスの利用には、自宅にスタッフが出入りすることが必要です。プライバシーに対する不安や配慮がある場合には、選択に慎重になる必要があります。
- 信頼性の問題: 家事代行サービスを提供する会社やスタッフの信頼性には注意が必要です。信頼できるサービスプロバイダーを選ぶことが重要です。
家事代行サービスの一般的なメリットとデメリットを紹介しました。
個々の家庭の状況やニーズに合わせて、利用するかどうかを検討することが必要です。
家事代行サービスは共働きなら利用する?
- 消費税増税
- 物価の値上がり
- 給料が上がらない
などで家計が苦しくなっているので、共働き世帯数は年々増加しています。
2020年は専業主婦世帯は462万世帯ですが、共働き世帯は1,173世帯で2.53倍になっています。
参考:共働き世帯数と専業主婦世帯数の推移(妻が64歳以下の世帯)
ただお断りしておきますと、共働き世帯だけが忙しいわけではないし、専業主婦世帯なら時間がいくらでもあるわけではありません。
子供が小さければ育児や家事に手がかかります。
でも共働き世帯は、
- 働いている奥様の家事と育児の負担が夫より多い
- 仕事と家事の両立でストレスが大きい
などで、家事をやるのがヘトヘトになっていることでしょう。
実際に、共働きで働いている人からは、両立に「無理がある」との意見が大半を占めています。
そういった背景があるので、家事代行サービスのニーズは今後はより高くなると思います。
共働き世帯で、
- ふたりとも帰宅が遅い
- 時間的に余裕が無い
などだったら、家事が滞ります。
家事代行サービスが必要になるでしょうが、いきなり頼むのではなく、家事代行サービスを利用する前にやるべきことがあります。
まずは、夫や子供に家事を分担しても、家事が回っていかないかどうか検討しましょう。
家族全員で行えば家事が回るのであれば、家事代行サービスは不要です。
自分たちだけでは家事が回らないなら、家事代行サービスを利用するのは、贅沢ではないと思います。
家事代行サービスを利用すると、金銭的な出費がネックになります。
しかし実際に使ってみると、出費以上に時間と精神に余裕ができます。
家事代行サービスを利用すると、家族の時間が増えて、夫婦がお互いにやさしくなれるかもしれません。
家事代行サービスの内容によって、金額が違います。
安心できて安い家事代行サービス業者を探すとよいでしょう。
以下で家事代行サービスの主な内容を見てみましょう。
家事代行サービスの主な内容
家事代行サービス業者によってサービス内容は違います。
主な内容は、
- 部屋の掃除(掃除機・クイックルワイパーなど)
- お風呂掃除
- トイレ掃除
- 庭の掃除・植物に水やり
- ゴミ捨て
- 買い物(食品・日用品)
- 料理(つくりおき)
- 皿洗い
- アイロンがけ
- 他
などです。
依頼する家事のなかでも特に多いのが、
- 部屋の掃除
- お風呂・トイレなどの水回りの清掃
です。
家事代行サービスは日常的な家事を代行してくれます。
日常的ではない以下のような、
- エアコンの内部清掃
- 室外機の清掃
- レンジフードの内部清掃
などの専門的な清掃に関しては、家事代行サービスではなく、ハウスクリーニングの業務範囲になります。
家事代行サービスを利用する頻度
家事代行サービスを利用する頻度です。
毎日家事をしてもらえる住み込みの家政婦と違って、家事代行サービスは時間単位で利用できます。
たとえば、「1回2時間で週1回利用する」などです。
1週間に2回きてもらうこともできますが、そこは予算との兼ね合いです。
家事代行サービスの相場は、基本料金が1時間あたり2,000円~3,000円程度になります。
3,000円だとしたら、1回2時間で週1回利用したら4週で24,000円になります。
消費税込で26,400円、週2回なら消費税込で52,800円ということになります。
- エアコンやレンジフードの内部清掃などの専門的なハウスクリーニング代の捻出
- 家事代行サービスを週1回で済ます
などのために、全部の家事を奥様自分ひとりで抱え込まないで、少しでも夫や子供に家事を分担させましょう。
あらかじめ、夫や子供の分担を決めておきましょう。
- 「ゴミ出し」
- 「家電や家具の修理」
- 「風呂掃除」
- 「旅行やレジャーの計画」
などは、担当してもらいましょう。
子供には、家事は奥さん一人でやるものではなく、家族の全員が協力してやるものということを、子供のうちから教育しておきましょう。
ひとつ注意点ですが、夫が家事をやって自分のやりかたと違っていても、文句は言わない方がいいです。
文句を言われると夫はやる気を失ってしまいます。
逆に、家事をやってもらえたことに喜んで感謝の言葉を伝えましょう。
夫は嬉しくなって、もっと他の家事も積極的にやってくれるようになるでしょう。
家事代行サービスのような便利なサービス
参考にですが、世の中には困っている人を助けるために、さまざまなサービスがあります。
- 食材や重いもの、かさばるものを宅配してくれる「ネットスーパー」
- 低価格でクリーニングと宅配をしてくれる「宅配クリーニング」
- 平日にいかなければならない住所変更などの「役所手続き代行」
- お墓参りやお墓の掃除もやってくれる「墓参り代行」
- 犬の運動不足解消に必要な犬の散歩をやってくれる「犬の散歩代行」
- 代わりに行列に並んでくれる「行列代行」
- 父親レンタル・母親レンタル・夫レンタル・妻レンタルの「家族代行」
などのサービスが存在しています。
家事代行サービスを贅沢な特別なサービスとしてではなく、困っている自分たちを助けてくれる便利なサービスと位置づけましょう。
そして、家事代行サービスも、気軽に利用すればいいのではないでしょうか?
まとめ
家事代行サービスとは?
家事代行サービスは贅沢?
家事代行サービスのメリット
家事代行サービスのデメリット
家事代行サービスは共働きなら利用する?
家事代行サービスの主な内容
家事代行サービスを利用する頻度
家事代行サービスのような便利なサービス
を、お伝えしました。
基本的に、家事は奥様一人で負担するのではなく、家族なので家族全員で分担しましょう。
そしてどうしても、家族だけでは家事が回らないなら、家事代行サービスに週1回から依頼したとしても贅沢ではないと私は思います。
家事代行サービスを利用すると、時間に余裕ができてプライベートが充実するでしょう。