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ビルゲイツも出資するビヨンドミートのバーガーとフライドチキンなど

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ビヨンドミートのバーガー

ビヨンドミートのバーガー

ビルゲイツも出資しているビヨンドミートについて教えて!

かつ
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了解しました

「ビヨンド・ミート」という会社は人工肉「ベジタリアン・ミート」(ベジミート)の製造・開発をしているアメリカのトップ企業で、ライバルは「インポッシブル・フーズ」です。

ビヨンド・ミートには、ビルゲイツ氏をはじめとする多くの著名人が出資しています。

ビヨンド・ミートは、バーガーだけでなく、フライドチキン、ミートボール、ソーセージ、タコスミートなどの植物性代替品を製造しており、製品のラインナップはますます増えています。

ビヨンド・ミートの製品は、動物性の肉と見た目や食感がほとんど変わらないため、多くの人々から支持を集めています。

このため、肉を食べない人々にとっては、代替品となる可能性がありますが、完全に健康的かというと不安な面もあるようです。

ビヨンド・ミートは、今後もさらに新しい製品の開発を進め、肉代替品の市場において、ますます大きな存在感を示すことが期待されています。

ビル・ゲイツ

ビル・ゲイツはマイクロソフトの共同創業者であり、世界の長者番付に過去23年間に18回首位に立つ大富豪です。

ビル・ゲイツは小食でファストフードが大好きで、マクドナルドでの食事が中心です。

分単位で働くビル・ゲイツは調理に時間がかからない、ファストフードの食事を分単位で速くすませています。

そんなビル・ゲイツだからこそ、人工肉を製造・開発してハンバーガーとして売り出しているビヨンド・ミートの将来性を見越して出資しています。

ビル・ゲイツは、2017年の7月にビヨンド・ミートに22.91%出資しました。

ビヨンド・ミート(Beyond Meat)

Fake meat is the future. Here’s why

  • 本社所在地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州エル・セグンド
  • 設立:2009年
  • 業種:食品
  • 事業内容:人工肉の製造・開発
  • 代表者:イーサン・ブラウン(創業者兼CEO)

ビヨンド・ミートは、2018年に日本進出を計画しましたが、かなわず、2019年にビヨンド・ミートに出資する三井物産は、日本での販売計画を中止したことを明らかにしました。

今回は販売計画はなくなりましたが、将来的には日本進出はまだあり得ると語っています。

ビヨンド・ミートは2019年5月に上場しています。

動物性でない代替肉メーカーとしては、インポッシブル・フーズが上場していないので、代替肉メーカーとして唯一の上場企業です。

2019年4~6月期売上高は6,730万ドルで、前年の同じ時期と比較しても3倍近い売上高になっていますし、ダンキン・ブランズ・グループとの提携もいい材料となっています。

上場してから上り調子で、2019年7月26日には約239ドルの最高値を付けましたが、経営陣などが保有株の売却を発表したことで、7月末に株価は急落しています。

さらに、大手のタイソン・フーズが代替肉の人気に便乗してきていて、今後競争が激化することが予想されるので、今後どういうことになっていくのか注目です。

2019年9月30日からの、マクドナルドでのPLTバーガー試験開始の発表を受けて、ビヨンドミートの株価は10%以上上昇し、5月の上場の時よりも500%を超える成長をしています。

ビヨンド・バーガー(Beyond Burger)

ビヨンドミート社の植物性バーガーパティは、それまでの植物性バーガーパティのように冷凍ではなく、生肉の状態で売られています。

焼くと、動物性の肉のように肉汁が出て、褐色になります。

コレステロールがゼロなので、多くの消費者から気に入られています。

アメリカ全土の大型スーパーには、普通の肉と一緒に売られていて、お値段は開発費を回収するために、動物の肉よりも高く設定されています。

ビヨンド・フライドチキン(Beyond Fried Chicken)


2019年8月27日から、ケンタッキーフライドチキンが、アメリカのジョージア州アトランタのSunTrust Parkの近くにある1店舗に限定して、ビヨンドミートのテストを開始しました。

テストしているチキンは「Beyond Fried Chicken(ビヨンドフライドチキン)(フライドチキン越え)」と呼ばれています。

ターゲットは、肉をまったく食べない完全菜食主義者ではなく、準菜食主義者で少しでも肉を食べるのを少なくしようとしている人たちです。

そのためBeyond Fried Chicken(ビヨンドフライドチキン)は、区別しないでいつものフライドチキンと同じフライヤーで作られています。

Beyond Fried Chicken(ビヨンドフライドチキン)のお客さんの評判が好評なら、テスト店舗がさらに広がる見込みです。

アメリカ国内では、ケンタッキーフライドチキンの店舗は、競合他社との厳しい戦いが繰り広げられています。

アメリカ国外の店舗によってのみ得られている成長を、アメリカ国内でも実現させようとの試みで、今回のビヨンドミートのテストが実施されています。

ちなみに、アメリカにある「デルタコ」というメキシコ料理チェーンは、ビヨンドミートを使用した「Beyond Taco」という商品で、お客さんのニーズに応えて、売上が再上昇している実績があります。

2020年7月20日からは、アメリカ・カリフォルニア州のロサンゼルス・オレンジ・サンディエゴの50か所以上の店舗で「Beyond Fried Chicken(ビヨンドフライドチキン)を発売しました。

PLTバーガー(PLT Burger)

PLTバーガー

PLTバーガー

マクドナルドは、2019年9月30日からカナダのオンタリオ州の28店舗で、12週間「Beyond Meat」を使ったバーガーの提供を試験的に開始しました。

名前は「PLTバーガー」で、Plant(植物)・Lettuce(レタス)・Tomato(トマト)の頭文字を取っています。

PLTバーガーの価格は6.49カナダドルと税金が加算されます。

1カナダドルは2019年9月のレートで、81.45円なので約528円プラス税金です。

その後、PLTバーガーのテスト販売は28店舗から52店舗に拡大され、さらに12週間延長されてテストされましたが、コロナの影響もあり、マクドナルドでの正式導入は見送られました。

ビヨンド・バーガーの主原料など

カロリー・飽和脂肪酸・タンパク質

カロリー・飽和脂肪酸・タンパク質

出典:Are plant-based meats actually healthier than meat? – CBS News

ビヨンドミート社の植物性バーガーパティは、エンドウ豆などを主原料にしていて、キャノーラ油・精製ココナッツオイル・ココアバターを含んでいます。

ビヨンド・バーガーに使用されているキャノーラ油は、モンサントの遺伝子組み換えのナタネが原料になっています。

ビヨンド・バーガーは健康的?

飽和脂肪酸は、心血管疾患のリスクを高めるとされていますが、Beyond Meatの人工肉を使用したハンバーガーは、4オンスあたり250kcalで、飽和脂肪酸を6g含んでいます。

一般的な牛赤身挽肉を使用したバーガーは、4オンスあたり283kcalで、飽和脂肪酸は6.7gなので、飽和脂肪酸に着目すると、Beyond Meatの人工肉と通常のひき肉は大差がありません。

植物由来の人工肉はそれほど健康にいいわけではないようです。

モンサントの遺伝子組み換えのナタネも気になります。

ビヨンド・バーガーを食べた人の感想

ビヨンド・バーガーを食べた人の感想ですが「これが豆からできたとは想像できないが、動物の肉と同じかと問われれば違う」ということです。

まとめ

ビヨンド・バーガーには飽和脂肪酸が6g含まれているとはいえ、コレステロールゼロというのは大きな魅力なので、ビヨンド・バーガーの日本での早くの展開に期待しましょう。

日本にビヨンド・バーガーが上陸したら食べてみたいと思います。

今後のビヨンド・バーガーを含む、代替肉の動向に目が離せないでしょう。

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