電車やバスの優先席のメリット・デメリットあなたは座る?座らない?

2019年9月12日生活

優先席は電車やバスにいまや普通にありますが、最初に優先席が出来たのはの1973年の9月15日(敬老の日)です。旧国鉄の中央線の快速と特別快速のシルバーシートという名前で導入されました。このシルバーシートの設置がきっかけになって私鉄も導入したので現在のようにあらゆる車両に優先席が設置されるようになりました。

そこで優先席のメリット・デメリットなどについてと、最優先席を設けた横浜市営地下鉄の例をみていきたいと思います。

優先席は誰でも座れる?

基本的に優先席は誰でも座ることができます。自分が高齢者等でなければ座ってはいけないものではありません。高齢者等が乗車してきたらただちに席を譲ればいいのです。乗ってこなければ自分の目的地まで優先席に座っていていいのです。ただ優先席にすわることで問題なのは寝ることが出来ないことですね。寝たあとで高齢者等が乗車されてきたら、それを見た周りの人に高齢者等を立たせて若くて元気な人が座って寝てると思われてしまいます。

優先席のメリット・デメリット

優先席のメリット

優先席のメリットは優先席があることによって高齢者等が優先的に座れたり席を譲ってもらえる仕組みが出来ていることです。優先席があることによって譲る方は譲るという恥ずかしさを感じることが減った状態で譲ることが出来るとおもいます。

優先席のデメリット

優先席のデメリットは、高齢者等が席に座りたくても座れずに立っていたときに、優先席があるのだから座りたければ優先席に座ればいいということで席を譲らなくなってしまったことです。優先席があることによって逆に譲らなくてもいいんだという納得感を与えてしまっていると思います。

また、優先席があるばかりに先に乗っている人が、あとから乗ってくるであろう高齢者などを予測して「譲らなければならないのならば最初から座らないでおこう」という心理と「優先席には座るべきではない」という間違った心理も働いているのではないかと思います。

最初から優先席がなければ、健康維持のために脚を鍛えようとして自発的に立っている人を除けばあたりを見渡して高齢者などがいなければ座っているはずですからね。

ですが、熱があったりして健康を害している人は見た目にはわかりませんので、高齢者等の見た目でわかる人のみが譲られる対象になっていることはデメリットだと思います。

横浜市営地下鉄の例

横浜市営地下鉄は2003年12月から全席優先席にしてすべての人が席をゆずりあえる車内環境を作ることが目的でした。2007年に実施された「全席優先席に関する意識調査」で、全席優先席を95.7%の人が認知しているのに、「席を譲っているのを滅多にみたことがない。譲られたことはない」が38.6%、「譲っているのをたまに見る。譲られる」が35.6%となっていて、全席優先席を継続することについて賛成が46.1%、反対が53.9%の人が反対という結果になりました。

反対意見の人になぜ反対か聞いてみたところ「趣旨はいいが現実的ではない」(23.2%)「エリア限定の優先席を設けたほうがいい」(32.1%)となり全席優先席になかなか実効性がないことが浮き彫りになりました。

それから8年後の2011年8月に行った「全席優先席の今後について」のアンケートによれば、「継続すべき」30.6%、「浸透させることに力を入れて継続すべき」27.1%、「他社と同じように一部優先席がいい」39.6%と、全席優先席を続けて欲しい旨の意見が過半数になったため、「全席優先席を残しながら、さらに優先度の高い座席を設定する」ということになりました。

しかし「絶対に席に座らなければならない人が先に座っている人に席を譲ってもらえていない」という理由から2013年4月1日から全席優先席ではなくなり、「ゆずりあいシート」ができました。ゆずりあいシートの近くでは携帯電話の持ち込みが禁止されていて、他の席はマナーモードにするようにアナウンスされています。

横浜市営地下鉄では以上の優先席をめぐる問題で、実際に乗降されるお客様から貴重な意見を聞きながらより良い公共交通機関であるために日夜努力されています。

マナーやモラルだけでは優先席の問題は解決しない

優先席は不要でありマナーやモラルによる行動パターン、個人の道徳観、倫理観、社会常識、公序良俗などでは、高齢者等に席を譲ることができなかったので、シルバーシートが出来たので今さら優先席を取り外すことは出来ないと思います。

優先席を高齢者等に ゆずらなかったら罰を課すという概念のもとに、アメリカのニューヨークの地下鉄にある優先席で先に座っていた人が高齢者等に優先席を譲らなかったときには、罰金50ドルがかかります。

罰金がかかるようにすれば、座っていた人はしぶしぶにせよ席をゆずろうと思うので、譲りさえすれば罰金はかからないので、さすがアメリカには合理的な国民性があるのだと思います。

まとめ

最初にシルバーシートを旧国鉄が作ったときから優先席のメリット・デメリットはあったはずですが、導入から今日まで約50年経過してもこの優先席の問題はなくなりません。一度日本でもニューヨークの地下鉄のように高齢者等に優先席を譲らなかったら罰金を課してみるのも有効なことかもしれません。

諸外国と比較してマナーやモラルの意識が高く大震災のときでも暴動は起きず、電車も列を作ってじっと待つような国民性があっても優先席に高齢者等に席を譲る譲らないはセンシティブな要素を含んでいるのでないかと思えるからです。

いっそのこと、このさい自分以外の人に判断してもらったほうが割り切れるような気もします。でも今のレートで50ドル=5,314.75 円なのでやはりいきなり罰金は痛いですね。交通違反のように点数及び反則金制にすればいいんでしょうか?点数が加算されて一定の違反行為で免許停止=乗車禁止になるとしても、それはそれで罰金は現実的ではないですね。

電車やバスは目的地に着くための手段なので乗っている間は譲る人も譲られる人も気持ちよく移動したいですね。優しい社会の実現が期待されます。

2019年9月12日生活

Posted by かつ