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お年玉の年齢別の相場(赤ちゃんから社会人まで)と役立つ情報

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  • お年玉の年齢別の相場はいくら?
  • お年玉の役立つ情報も教えて欲しい
かつ
かつ

疑問にお答えします

子供の頃はお年玉を楽しみにしていたものですが、大人になると贈る側となり、その選び方に悩むことも少なくありませんよね。

お年玉の相場は、受け取る人の年齢や関係性、そして目的に応じて異なります。

それぞれの年代やシチュエーションに合わせた選び方が求められます。

このブログ記事では、赤ちゃんから社会人までの年齢別のお年玉の相場と、役立つ選び方に関する情報を網羅的にまとめました。

ヒントや相場の分析を通して、お年玉選びの参考にしていただける内容となっています。

お年玉の相場や選び方に関して迷われる際は、この記事を参考にして、最適な選択をしてみてください。

お年玉の年齢別の相場(赤ちゃんから社会人まで)

世界の物価上昇率表

世界の物価上昇率

参考:本当に日本の物価上昇率は小さすぎて見えない!!|ありがとうブログ|国際分散投資ならありがとう投信

お年玉の相場を知るために、実際のアンケート結果をもとに年齢別の比較一覧表を作成しました。

一部、2010年のデータを取り上げていますが、現代の物価上昇を考慮しています。

実際の物価上昇率を考慮すると、1995年を基準にしたとしても、2021年の物価は大きな変動はないことが実感できます。

※このあと2023年から2024年にかけて物価が上がっているので、2025年のお年玉は、この限りではないかもしれません。

以下は、いくつかの調査結果を示す一覧表です。

お年玉の相場年齢別比較表
                                              (単位:円)

調査会社 有効回答者数 調査対象 調査時期 3~6歳 小学校低学年 小学校高学年 中学生 高校生 大学生・専門学生 社会人
足利銀行 371 名 足利銀行関連会社に勤務する社員・パート 400 名 2010/ 1 2,000 3,000 3,000~5,000 5,000 5,000か10,000 10,000 10,000
オイシックス 不明 オイシックス会員 2014/11 1,000 2,000 3,000 5,000 5,000以上
アットホームボックス 516名 全国20〜59歳の男女 2017/12 1,000台 3,000台 3,000台 5,000台 5,000台か10,000台 10,000台 0

以上のデータを基に、年齢別のお年玉の相場について詳しく説明します。

まずは、赤ちゃんの年代から見ていきましょう。

赤ちゃん

今回調べたアンケートには、赤ちゃんにいくらあげるかという結果は出ていませんでした。

他の方のブログを見てみますと、赤ちゃんの場合は500~1,000円が相場のようです。

赤ちゃんが食べるお菓子やおもちゃを買うときに、もらったお年玉を使うといいと思います。

3~6歳

3~6歳のお年玉の相場は1,000~2,000円です。

お年玉というのを教えてあげるという意味で、このぐらいの年齢のお子さんには1,000~2,000円ぐらいがいいでしょう。

小学校低学年

小学校低学年のお年玉の相場は、2,000~3,000円です。

小学校低学年では遊ぶにしても公園やお友達の家だけのことが多いので、お金を使う機会はそれほど多くありません。

月のお小遣いも平均1,000円未満なので、2,000~3,000円もらえたら嬉しいでしょう。

小学校高学年

小学校高学年のお年玉の相場は、3,000~5,000円です。

小学校高学年にもなると友達づきあいが増えて、駄菓子屋さんなどで買い物をする機会も出てきます。

月のお小遣いも平均1,000円を少し超えるくらいなので、5,000円もらえればかなり嬉しいでしょう。

中学生

中学生のお年玉の相場は、5,000円です。

中学生にもなると、おしゃれな服も着たいでしょう。

月のお小遣いも平均3,000円弱なので、足りない分をお年玉で補います。

5,000円あれば、とてもうれしいです。

高校生

高校生のお年玉の相場は、5,000円か10,000円です。

月のお小遣いも平均5,000円を超えますが、友達とファストフードやカフェやレストランで食事をすることもあるし、服も欲しいでしょう。

高額なものを買うためにお年玉をあてにして、資金計画を立てている高校生も多いでしょう。

10,000円もらえれば、大変うれしいでしょう。

大学生・専門学生

大学生・専門学生のお年玉の相場は、10,000円です。

アルバイトをして自分でお金を稼いでいる大学生や専門学生もいますが、切りが良い年齢の20歳までは、お年玉をあげたいと望む親や祖父母もいます。

大学や専門学校を卒業するまであげるという、親や祖父母もいるでしょう。

大学生や専門学生だとしても、お年玉をあげるならば、10,000円ぐらいまでが目安になるでしょう。

社会人

社会人のお年玉の相場は0円か10,000円です。

足利銀行の調査では、お年玉をあげた相手として社会人は14.7%で、もらう金額が10,000円を超える社会人は20.5%います。

大学に進学しないで社会人になっていれば、年齢がまだ20歳になっていない子供もいます。

社会人の子供は大学生・専門学生と同じで、お年玉は20歳を超えたらストップするケースが多いでしょう。

お年玉の役立つ情報

お年玉はいくつまで

高校生までは必ずあげることにしていても、高校生を超えた時にどうするかは悩ましいところだと思います。

親戚の間でどうするかのルールを決めておけばいいでしょう。

お年玉をあげる相手はどこまで

足利銀行の調査によると、お年玉をあげる相手は、

  • 親戚の子供・・・98.6%
  • 自分の子供・・・46.8%
  • 親や祖父母・・・25%
  • 友人・知人の子供・・・5%、
  • その他・・・10%

になっています。

自分の弟や妹にあげる?

自分が働いていて、まだ働いていない年の離れた弟や妹がいたら、あげる人が多いようです。

喪中の場合のお年玉は?

本来ならば、喪中はお年玉もひかえます。

もしあげるとしたら「お年玉」とはしないで「書籍代」「文房具代」としてあげるのがいいでしょう。

お年玉の金額マナー

お正月なので、お年玉は縁起の悪い金額を渡さないようにしましょう。

例えば4,000円は「4」が「死」、9,000円は「9」が「苦」を連想させるので、縁起が悪いです。

また「2」や「6」などの偶数も別れるにつながるので縁起は良くないとされています。

ただし「8」だけは「末広がり」なので縁起が良い数字です。

お年玉を入れる袋はなぜポチ袋

お年玉を入れる袋をポチ袋といいます。

なぜ「ポチ」かといいますと、語源は関西地方の「少ない」「わずかな」という意味です。

少ないことを「これっぽっち」というので、少額のご祝儀を入れる袋という意味になります。

新札を入れる

お正月や結婚式や出産などのご祝儀に新札を使用しますが、これはなぜかといいますと、「あなたのために前もって用意しておきました」という心づかいを現すためです。

お正月が来るのは前もってわかっているので、銀行の窓口で新札に両替してもらっておきましょう。

お札の折り方

お札をポチ袋にいれる時には、

  1. お札を表を上にして机の上に置きます。
  2. 三つ折りにしますが、左→右の順番で折ります。
  3. お札の向きを上下間違えないようにして入れます。
  4. たとえば3,000円を入れる場合は、重ねてから折ります。

硬貨の入れ方

500円硬貨

500円硬貨

参考:通常貨幣一覧 : 財務省

硬貨をポチ袋にいれる時には、表と裏を間違えないようにしましょう。

500円の場合は、桐が描かれているほうが表です。

お年玉はいつまで

一般的にお年玉はお正月の松の内(関東では1月7日まで、関西では1月15日まで)にあげましょう。

この日が過ぎてしまったときには「お小遣い」としてあげましょう。

お年玉を渡した相手と金額をメモする

お年玉を誰にいくら渡したかを忘れないように、渡した相手と金額をメモしておきましょう。

頭で覚えていても、1年経つと忘れてしまうこともあるからです。

子供が成長して学年が上がっていくと、毎年同じ金額ではないので、記録が残っていれば参考になります。

お年玉とキャッシュレス

ファイナンシャルアカデミーが実施したアンケートによりますと、お年玉を電子マネーなどのキャッシュレスであげた親は4%で、お年玉に関しては現金派が圧倒的に多いです。

キャッシュレスにすると「ありがたみが感じられないのでは」などの意見で、66%が「キャッシュレスはいいと思わない」と回答しています。

2025年までに日本政府はキャッシュレス比率を40%に引き上げる方針です。

今後のお年玉のあげ方も変わっていくのかもしれません。

参考:キャッシュレスとお年玉に関するアンケート_190117

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まとめ

  1. お年玉の年齢別の相場は?
    1. 赤ちゃん・・・500~1,000円
    2. 3~6歳・・・1,000~2,000円
    3. 小学校低学年・・・2,000~3,000円
    4. 小学校高学年・・・3,000~5,000円
    5. 中学生・・・5,000円
    6. 高校生・・・5,000円か10,000円
    7. 大学生・専門学生・・・10,000円
    8. 社会人・・・0円か10,000円
  2. お年玉の役立つ情報
    1. お年玉はいくつまであげる?
      親戚の間でどうするかのルールを決めておきましょう。
    2. お年玉をあげる相手はどこまで?
      親戚の子供・・・98.6%
      自分の子供・・・46.8%
      親や祖父母・・・25%
      友人・知人の子供・・・5%、
      その他・・・10%
    3. 自分の弟や妹にあげるのか?
      自分が働いていて、まだ働いていない年の離れた弟や妹がいたら、あげる人が多いようです。
    4. 喪中の場合、お年玉はどうするか?本来ならば、喪中はお年玉もひかえます。もしあげるとしたら「お年玉」とはしないで「書籍代」「文房具代」としてあげるのがいいでしょう。
    5. お年玉の金額でのマナーお正月なので、お年玉は縁起の悪い金額を渡さないようにしましょう。例えば4,000円は「4」が「死」、9,000円は「9」が「苦」を連想させるので、縁起が悪いです。
    6. お年玉を入れる袋はなぜポチ袋
      なぜ「ポチ」かといいますと、語源は関西地方の「少ない」「わずかな」という意味です。
    7. 新札を入れる
      お正月や結婚式や出産などのご祝儀に新札を使用しますが、これはなぜかといいますと、「あなたのために前もって用意しておきました」という心づかいを現すためです。
    8. お札の折り方お札をポチ袋にいれる時には、
      1. お札を表を上にして机の上に置きます。
      2. 三つ折りにしますが、左→右の順番で折ります。
      3. お札の向きを上下間違えないようにして入れます。
      4. たとえば3,000円を入れる場合は、重ねてから折ります。
    9. 硬貨の入れ方硬貨をポチ袋にいれる時には、表と裏を間違えないようにしましょう。500円の場合は、桐が描かれているほうが表です。
    10. お年玉はいつまでにあげる?一般的にお年玉は、お正月の松の内(関東では1月7日まで、関西では1月15日まで)にあげましょう。この日が過ぎてしまったときには「お小遣い」としてあげましょう。
    11. お年玉を渡した相手と金額をメモしておく
      お年玉を誰にいくら渡したかを忘れないように、渡した相手と金額をメモしておきましょう。
    12. お年玉とキャッシュレス
      2025年までに日本政府はキャッシュレス比率を40%に引き上げる方針ですので、今後のお年玉のあげ方も変わっていくのかもしれません。

以上、「お年玉の年齢別の相場(赤ちゃんから社会人まで)と役立つ情報」でした。

参考になれば幸いです。

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