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まな板の除菌方法・頻度・抗菌効果・交換の目安・食中毒の原因

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まな板を除菌する方法

まな板を除菌する方法

まな板の除菌方法や頻度はどれくらいがいいの?

かつ
かつ

という疑問にお答えします

生肉や生魚を切った後のまな板には、細菌やウイルスが無数に付いているので、二次汚染が発生して食中毒になる恐れがあります。

まな板を除菌してから野菜や果物などを切るようにしましょう。

まな板を洗うために、スポンジに台所用食器用中性洗剤を付けて洗っただけでは、油汚れは落ちますが除菌はできていません。

この記事では詳しく「まな板の除菌方法・頻度・抗菌効果・交換の目安・食中毒の原因」をお伝えします。

まな板の除菌をして食中毒を予防しましょう。

まな板の除菌方法

まな板の除菌方法

まな板の除菌方法

まな板除菌の基本的な方法の流れは、次のとおりです。

  1. まな板に付いた汚れを落とす
  2. 除菌する
  3. 乾燥させる
  4. 保管する

まな板に付いた汚れを落とす

まずは、食材を切った時に付いた汚れを、食器用洗剤を使って落としましょう。

細かいキズに入ってしまった汚れは、まな板専用のタワシを使うといいです。

洗うときの注意点ですが、タンパク質を含む食材(肉・魚・卵など)を切った後はお湯で洗わないようにしましょう。

まな板にお湯をかけると、まな板に付いたタンパク質が固まってしまい、熱で変性したタンパク質はまな板にさらにべっとり付いて取れにくくなるからです。

とくに冬には、水洗いを先にして、タンパク質を洗い流したあとに、お湯で洗ってから洗剤が残らないように十分にすすぎましょう。

除菌する

次に、まな板の除菌をしましょう。

食器用洗剤で汚れを落としただけでは、除菌できていないのでしっかり除菌しましょう。

除菌の種類ごとに解説します。

  • 熱湯消毒
  • 除菌アルコール
  • 台所用漂白剤(キッチン泡ハイター)など

熱湯消毒

まな板の汚れを落とす段階ではお湯は使いませんでしたが、汚れが残っていない状態では熱湯を使い消毒します。

ほとんどの細菌やウィルスは熱に弱いので、まな板に熱湯をかけるだけですが、熱湯なのでやけどに気をつけましょう。

熱湯をかけるデメリットは、熱湯だとプラスチックのまな板はソリの原因になってしまうことです。

除菌アルコール

まな板の汚れをよく洗い流した後、除菌アルコールを吹きかけるだけです。

除菌アルコールのデメリットは、アルコールの臭いが残りやすいことです。

台所用漂白剤(キッチン泡ハイター)など

まな板を洗浄後に台所用漂白剤をスプレーしておくと、プラスチックのまな板なら約30秒で除菌できます。

台所用漂白剤(キッチン泡ハイター)などのデメリットは、台所用漂白剤を木のまな板に使用すると、黒ずみや変色の原因になってしまうことです。

まな板の種類で除菌方法を使い分ける

  • 木製のまな板・・・熱湯かアルコールで除菌
  • プラスチック製のまな板・・・アルコールか台所用漂白剤で除菌する

がおすすめの除菌方法です。

乾燥させる

細菌は、増殖する時に水分を利用します。

まな板を除菌したあとは濡れたままにしておかないで、きれいな布巾やキッチンペーパーなどで、まな板に付いている水分をきれいに拭き取り乾燥させましょう。

保管する

乾燥させたまな板は、風通しの良い保管場所で保管しましょう。

まな板の除菌頻度

まな板の除菌頻度

まな板の除菌頻度

まな板の除菌の頻度で一番いいのは毎日です。

特に生肉や生魚などには、食中毒の原因になる菌やウイルスが付いていることがあるので、肉や魚を切った日は必ず除菌しましょう。

「肉や魚を切らなければ2~3日おきに除菌する」などのルールを決めて除菌を実行しましょう。

まな板の種類による抗菌効果

まな板の種類による抗菌効果

まな板の種類による抗菌効果

まな板の種類で抗菌効果は違います。

  • 木製
  • プラスチック製
  • 合成ゴム製
  • その他

木製

昔から使われている木のまな板には天然の抗菌作用があります。

木のまな板は、表面が傷んできたら削り直すことで再び生まれ変わります。

木のまな板は細菌の繁殖に適した条件(栄養・水分・温度)を満たしやすいので、使うときには必ず水で濡らしてまな板に水分を含ませて食材の汁などがしみこまないようにしましょう。

プラスチック製

最近普及したまな板は、プラスチック製のポリエチレンでできています。

抗菌効果のある材料がプラスチックに練り込まれていたり、表面に抗菌処理がしてあるまな板が売られていることが多いです。

合成樹脂のまな板は、水分がしみこまないので抗菌性に優れています。

合成ゴム製

合成ゴム製のまな板は、包丁の刃を当てたときの感触が木のようです。

プラスチック製よりは柔らかいです。

合成ゴム製のまな板は煮沸消毒できますが、熱いものを置くと変色します。

水分がしみこまないので抗菌性に優れています。

その他

ステンレスやガラスのまな板もありますが、硬すぎてまな板には不向きなようです。

まな板の交換の目安

まな板が汚れてきたり、包丁の傷が多く付いてしまったら、除菌しても不衛生なのでまな板を交換しましょう。

交換の目安は、日常の使用頻度やお手入れぐあいで変わってきます。

洗っても取れない汚れや黒ずみがあったり、傷があるとそこに細菌が染み込んで繁殖してしまうので、傷が目立ってきたら交換しましょう。

まな板は100均でも売っているので、汚れや傷が目立ったと思ったら、頻繁に交換すれば衛生的に使えます。

食中毒の原因・症状・予防

  • 食中毒の主な原因
  • 食中毒の症状
  • 食中毒の予防

食中毒の主な原因

食中毒になる主な原因の細菌は、

  • サルモネラ
  • 腸炎ビブリオ
  • 病原性大腸菌
  • 黄色ブドウ球菌
  • カンピロバクター
  • ボツリヌス菌
  • セレウス菌

です。

食中毒になる主な原因のウイルスには「ノロウイルス」があります。

食中毒の原因になる細菌やウイルスが体内へ侵入することによって、食中毒が発症します。

食中毒の症状

食中毒の代表的な症状は腹痛・下痢・嘔吐・発熱で、原因物質によって症状の激しさや発症の時間は変わります。

食中毒の予防

食中毒を予防する3原則は、

  • 菌を付けない
  • 増やさない
  • やっつける

です。

食中毒の原因になる細菌やウイルスを付けないようにしましょう。

細菌やウイルスは調理の過程でまな板に付くので、まな板に付いたら増やさないように除菌してやっつけましょう。

まとめ

以上、まな板の除菌について解説しました。

  1. まな板の除菌方法
    1. まな板に付いた汚れを落とす
    2. 除菌する
      1. 熱湯消毒
      2. 除菌アルコール
      3. 台所用漂白剤(キッチン泡ハイター)など
      4. まな板の種類で除菌方法を使い分ける
    3. 乾燥させる
    4. 保管する
  2. まな板の除菌頻度
    特に生肉や生魚などには、食中毒の原因になる菌やウイルスが付いていることがあるので、肉や魚を切った日は必ず除菌しましょう。「肉や魚を切らなければ2~3日おきに除菌する」などのルールを決めて除菌を実行しましょう。
  3. まな板の種類による抗菌効果
    1. 木製
      昔から使われている木のまな板には天然の抗菌作用があります。
    2. プラスチック製
      合成樹脂のまな板は、水分がしみこまないので抗菌性に優れています。
    3. 合成ゴム製
      水分がしみこまないので抗菌性に優れています。
    4. その他
  4. まな板の交換の目安
    洗っても取れない汚れや黒ずみがあったり、傷があるとそこに細菌が染み込んで繁殖してしまうので傷が目立ってきたら交換しましょう。
  5. 食中毒の原因・症状・予防
    1. 食中毒の主な原因
      食中毒の原因になる細菌やウイルスが、体内へ侵入することによって食中毒が発症します。
    2. 食中毒の症状
      食中毒の代表的な症状は、腹痛・下痢・嘔吐・発熱で、原因物質によって症状の激しさや発症の時間は変わります。
    3. 食中毒の予防
      食中毒を予防する3原則は、「菌を付けない」「増やさない」「やっつける」です。

まな板の除菌頻度は、肉や魚を切った日は必ず除菌して、食中毒が起きないように注意してくださいね。

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